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『トイ・ストーリー5』監督、4以降を受け入れられない人たちにメッセージ

映画『トイ・ストーリー5』より
映画『トイ・ストーリー5』より - (C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 ディズニー&ピクサーの人気アニメーション映画『トイ・ストーリー』シリーズ最新作『トイ・ストーリー5』のアンドリュー・スタントン監督が、シリーズを作り続けることへの批判にコメントした。

【画像】『トイ・ストーリー5』子供はもうおもちゃと遊ばない…タブレットが登場

 主人公ウッディやバズたちおもちゃと持ち主アンディの別れを描いた『トイ・ストーリー3』(2010)が3部作の完璧な結末だっただけに、その後制作された『トイ・ストーリー4』(2019)はシリーズ最大のヒットという興行的な成功を収めた一方で、その内容に否定的なファンもいた。映画オタクとしても知られるクエンティン・タランティーノ監督が、“『トイ・ストーリー』は3部作で完璧だから4は観ない”と語ったこともある。

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 『トイ・ストーリー5』の監督・脚本は、『トイ・ストーリー』シリーズ全作の脚本を執筆し、『ファインディング・ニモ』『ファインディング・ドリー』『ウォーリー』の監督でもあるスタントンだ。Empireのインタビューに応じたスタントン監督は、「つまり、3は終わりだったわけだ……アンディの時代の。(4以降が作られることで)人々から彼らの3部作が奪われたわけじゃない。彼らはそれをそのまま持ち続けることができるし、もし観たくないのなら、以降のものは観なくたっていい」とコメント。

 「だけど、僕が気に入っているのは、この世界がいかに僕たちに時間と変化を受け入れることを許してくれるかということなんだ。そのままでい続けられる保証などないのだから」と『トイ・ストーリー』シリーズの懐の深さに言及したスタントン監督。実際『トイ・ストーリー5』はおもちゃと新たな世代の子供たちの関係の変化を反映しており、同作には現代の子供たちが夢中な電子機器であるタブレットが登場する。

 「正直言って、これは(おもちゃと電子機器の)闘いというより、実存的な問題──もう誰もおもちゃと遊んでいないということへの気付きなんだ。テクノロジーは皆の生活を変えたが、僕たちが問いかけているのは、それが僕たちにとって、そして僕たちの子供たちにとって何を意味するのか、ということ。テクノロジーを悪者に仕立てるだけでは済まないんだ」と新作への期待をあおった。『トイ・ストーリー5』は2026年夏に日本公開される。(編集部・市川遥)

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