ラッセル・クロウ、ジャーナリズムを語る「特に最近腐敗してきた」

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コワモテ記者?に扮したラッセル・クロウ

 映画『消されたヘッドライン』に主演しているラッセル・クロウが、このほどロサンゼルス市内でインタビューに応じ、現代のジャーナリズムへの問題意識を赤裸々に語った。

映画 『消されたヘッドライン』写真ギャラリー

 2003年にイギリスのBBCテレビで放送された人気サスペンスドラマ「STATE OF PLAY」のハリウッドリメイク版で、ラッセル演じる敏腕新聞記者カルが2つの殺人事件に潜む国の闇を暴く物語。

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 ラッセルは、国家と新聞社の闘いに先陣を切って切り込む役どころ。迫真の演技は、俳優として取材を受ける側に立ってきた経験のたまものだ。

 「役作りのためのリサーチはまったくしていない。もう30年も取材されてジャーナリストたちと付き合ってきたから、その経験を応用した。ジャーナリストたちも人間だということはよくわかっているから、彼らに欠点があること、特権を持ち個人的な好みがあることは知っている。自分が追い求める記事に全力を注ぎ込む。彼らが調査を行うときには心も魂も入れ込んでいるとわかっているんだ」

 脚本を読んでカルの人物像にいたくほれ込み、休暇を返上してオファーを快諾した。役を深く理解し、意外な共通項を感じたという。

 「カルを仕事上完ぺき主義者だと思っていない。多分、怠慢な方なんじゃないかな? そういう意味で僕たちは似てるかもしれない。カルは自分の外見へのこだわりもないし、知的虚栄心もない。でも自分が書く言葉に対してはすごくこだわっている。カルとの関係を楽しんだ。いい撮影だったよ」

 カルの親友で渦中の人となる若手政治家を演じるベン・アフレックと競演し、深い信頼関係を感じさせる息の合った掛け合いを披露していることでも、話題を呼んでいる。

 「ベンとは個人的にも付き合っている親しい仲なんだ。だから一緒に仕事がしやすかったよ。特に、脚本上、ベンと僕のキャラクターは昔からの友だちという設定だったから、すごくやりやすかった」

 ジャーナリズムの在り方、政治と報道機関の関係性、ニュースを受け取る側のあるべき姿勢など、さまざまな社会問題を提起する本作に出演することで、政治やジャーナリズムへの考えを訴えている。

 「僕たちは、報道の内容に判断力を持ち注意をはらう必要がある。今の時代は、ニュースもそのネタも、新聞の販売部数の上下に左右される時代だからだ。特に最近腐敗してきたと思う。この映画はとてもタイムリーだと思うんだ。大事な政治的視点について情報の公開をしようとしないことや、ジャーナリズムと政治のあいまいな境界線、ジャーナリズムの道徳について語り、戦争を私有化する恐ろしさにも触れている。現在の世間の情勢にふさわしい重要な政治スリラーだ」

 社会問題に目を向けたラッセルの熱演が、多くの観客の心を動かしそうだ。

映画『消されたヘッドライン』は全国公開中

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