カンヌで、歌舞伎町や浅草、秋葉原で撮影した作品が公開されるもブーイング!

第62回カンヌ国際映画祭

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ブーイングには慣れっこさ!ギャスパー・ノエ監督 - Photo:Harumi Nakayama

 ギャスパー・ノエ監督が日本で撮影した映画『エンター・ザ・ヴォイド』が現地時間22日、第62回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で公式上映された。

 同作品は、幼いころに両親を交通事故で亡くし、離れ離れになってしまった兄妹が東京で念願の同居を果たすも、ドラックディーラになった兄が殺害され、またも不幸な運命をたどる物語。2007年に日本で撮影を行い、劇中には歌舞伎町や浅草・花やしき、秋葉原などが登場する。

 東京でロケを行ったことについて、ギャスパー監督は「10年前に書き上げた脚本だけれど、何回か東京に行ったときに、この物語に合うと思ったんだ」と理由を語った。 しかし映画は、過去の交通事故やドラックを吸引して見る幻覚などのフラッシュバック映像を延々と何度も挿入したり、ラブホテルで絡み合う男女を執拗(しつよう)に写すなど、たっぷり2時間40分ある割には物語が希薄で、公式上映ではブーイングが起こった。だがギャスパー監督は、レイプシーンを10分以上流した映画『アレックス』をカンヌで上映したときも同様の反応を受けており、批判は慣れっこという感じで平静を装っていた。(取材・文:中山治美)

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