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窪塚洋介、太宰作品にハマる「ゲラゲラ声を上げて笑いました」

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次回作のため髪を伸ばしているという窪塚洋介と、仲里依紗、染谷将太、川上未映子(左から)
次回作のため髪を伸ばしているという窪塚洋介と、仲里依紗、染谷将太、川上未映子(左から)

 俳優、窪塚洋介が16日、東京・シネセゾン渋谷で行われた出演映画『パンドラの匣』(冨永昌敬監督)の完成披露試写会で、日本文学に目覚めたことを語った。

 文豪、太宰治の同名小説を原作に、療養所で結核と闘いながらも前向きに生きる人々の姿を描く人間ドラマ。今年迎えた太宰の生誕100周年を記念して製作された。

 原作を読み、初めて太宰文学に触れた窪塚は「日本文学ってこんなに面白いんだと衝撃を受けた。太宰という名前に暗いイメージがありましたが、一発で払拭されまして。ゲラゲラ声を上げて笑いました。日本文学を読み始めるきっかけになった作品(映画)です」とドップリはまった様子。

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 療養所の患者の一人で詩人という役どころに「一番最初に療養所を出て行く役ですが、『治ってないだろう、お前!』っていう結核さ加減の演技に注目して」と持ち前の独特の言葉遣いで軽妙にPRし、観客の笑いを誘うひと幕も。「笑ったといいましたが、プラス考えさせられたり、思わずメモってしまうところもあり、最後で涙してしまう。ひっくるめていい作品です」と呼びかけた。

 一方で今回、芥川賞作家の川上未映子さんが映画初出演。「太宰とコラボして大成功した素晴らしい作品です」と仕上がりに作家の視点から太鼓判を押していた。

映画『パンドラの匣』は10月よりテアトル新宿ほかにて全国公開

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