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工藤夕貴、20年ぶりのジム・ジャームッシュ監督作に出演!「彼はわたしの原点」

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工藤夕貴
工藤夕貴

 ジム・ジャームッシュ監督待望の最新作映画『リミッツ・オブ・コントロール』で、映画『ミステリー・トレイン』以来、実に約20年ぶりのコラボが実現した工藤夕貴に、本作の魅力やジム監督との20年来の関係について、詳しく語ってもらった。

映画『リミッツ・オブ・コントロール』

 ジム監督作品への参加は約20年ぶりとなる工藤。『ミステリー・トレイン』でハリウッド・デビューを果たしてから、映画『ヒマラヤ杉に降る雪』『SAYURI』など、世界的な活躍は周知の通り。ジム監督について「彼がいなかったら、わたしの海外でのキャリアはスタートしなかった。自分自身の原点の人」と語る。ジム監督とは映画のプレミアやパーティー、ジム監督が来日したときなど、節目節目で再会しており、つながりは途絶えることはなかったという。工藤いわく「ジム監督は縁を大切にする人、だからすてきな人」とのことだ。

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 本作で工藤が演じたのはイザック・ド・バンコレふんする殺し屋に情報を渡す謎の女。そのキャラクターについては「チャレンジだと思ったけど、ジム監督の考えていることや、独特な世界観が伝わるようにしたかった」と語る。そんな工藤が今後目指していきたいものはアクション・スターの座。ちょっと意外な気もするが「小さくても強い!」との印象が自分にはとてもピッタリなのだという。「表現者としての自由を持ち続けることで、人間として楽しくなってきている。無理をせず、純粋に役者として何に惹(ひ)かれるかということにこだわっていきたい」と語る工藤の中に、自由な表現者としての自分を持ち続けたいという確固たる信念がうかがえた。

 映画『リミッツ・オブ・コントロール』は、過去・目的・計画すべて不明の孤独な男が、ある任務を果たすためにさまざまな街を巡り、さすらう姿を描く。ジム監督ならではの独特な世界観にあふれた、個性的な一本だ。

映画『リミッツ・オブ・コントロール』は9月19日よりシネマライズほかにて全国公開

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