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ロンドンの次はニューヨークで最優秀長編映画賞の授賞式!世界が注目する高橋康進監督『ロックアウト』

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高橋康進監督
高橋康進監督 - Photo:Yukari Yamaguchi

 ロンドンで開催されたレインダンス映画祭参加後、受賞式出席のためニューヨークに向かう高橋康進監督に話を聞いた。高橋監督は長編デビュー作となる『ロックアウト』で、ニューヨーク国際インディペンデント映画祭の最優秀外国語長編映画賞を受賞 している。

 母、翔子(緒方美穂)とはぐれてしまった6歳の慶太(島田岳)と、誤解から慶太に怒りを覚える、記憶の一部を失っている男、広(園部貴一)を追った本作。慶太との出会いから失なわれた記憶が輪郭を現していく展開は、最後の瞬間まで目が離せない、既存の映画の作り方にとらわれていないとも評されている。

 イギリスに日本映画ファンが多いことに驚いたという高橋監督は、レインダンス映画祭について「インディペンデント映画を作っている者として、ここで上映してもらえたことは、人生の中でも特別なこと。本当に作り続けてきてよかった。特に今回は日本の女性監督の映画が注目された年で、浜野監督、別府監督、安藤監督らによい刺激をもらえましたし、土屋監督も含め、日本人監督同士、結束が固まったのも大きな収穫です。日本で自主制作をやっている人は、どんどん応募したほうがいい。僕もまたふさわしい作品を作って、帰ってきたいです!」とコメント、自主制作映画と商業映画を同じ土俵で評価する同映画祭に感動した様子 。

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 授賞式 と上映が行われるニューヨーク国際インディペンデント映画祭については「今度は完全にマーケットの場なので、プロモーションがすべて。そのために600ドル(約5万5千円)も払って、会議テーブル一本分の小さなブースを確保しました。高いですよね (笑)。テーブルクロスから自分で用意して、チラシ配り、ポスター貼り、予告編上映と、いかに自作の上映に来てもらうか、ビジネスに結びつけられるかが勝負。思いっきり 、ぶつかってきます!」と意欲を見せる。

 レインダンスで知り合えた日本人監督たちと共に、これからの日本映画を変えていきたいと力強く語る高橋監督の受賞作『ロックアウト』は日本で来年2月に劇場公開予定。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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