今年のアカデミー賞授賞式は時間がなさ過ぎ?作品賞が10作品に増えた影響か

第82回アカデミー賞

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華やかな授賞式の裏に壮絶な時間との戦いアリ?-写真は第82回アカデミー賞授賞式 - Kevin Winter / Getty Images

 今年のアカデミー賞では、映画『アバター』と『ハート・ロッカー』が9部門ノミネート同士ということもあり一騎打ちと言われていたが、終わってみると女性初となる監督賞を受賞したキャサリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』の圧勝だった。

 今年から作品賞のノミネート数が5作品から10作品に増え、ジャンルを超えた多くの作品に受賞のチャンスが増えたが、反対に「スピーチの際に泣いてはいけない。政治などにまつわるコメントは言わないようにする」などとショーをテンポよく進めるための取り決めが多くなった。そのためか、スピーチの最後に音がかかってしまったり、数人で受賞した人たちでは最後の人のコメントが強制的に終了になってしまったりしている場面が多々見られた。また受賞した俳優たちも、例年以上に厳しくなった時間制限の中でお世話になった人々の名前を挙げるのに精いっぱいで、今までのように撮影中の様子を語ったり、ジョークを言ったりするようなスピーチが少なかったように思えた。

 そんな中、一番自身のキャラを発揮したのがメイクアップ賞のプレゼンターとして登場したベン・スティラー。当初は、『ブルーノ』のおばかキャラで有名なお騒がせのサシャ・バロン・コーエンとの『アバター』の寸劇が予定されていたが、サシャがふんする予定だったナヴィ族の女性がジェームズ・キャメロン監督に不快な思いをさせるかもしれないとの理由により直前になってキャンセルとなり、役がなくなったサシャも残念ながら式典自体欠席となってしまった。そのことを受けてか、ベンは一人でナヴィ族のコスプレをして受賞者や会場の笑いを誘い、心配されていたジェームス・キャメロン監督もOKポーズを出していた。

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 また賞では、助演女優賞のモニークなど多くの部門で初ノミネート・初受賞といった人が多かった。受賞した面々は信じられないといった面持ちだったが、みな口々にこれからもいい作品に関わって行きたいとコメントしていた。また、ノミネートされる作品・俳優は毎年その年の世論を反映されているとも言われているが、今年はアメリカ社会に深刻にはびこる不況の影響もあってかノミネートされた作品には、つらい状況でも何があってもまっすぐにこれからを生きていこう、というメッセージを感じるような前向きな作品が多かった。

 過去のアカデミー賞は、映画界のお祭りといった感じに盛り上がっていたのが印象的だったが、今年は芸術性を重視した式典といった雰囲気だった。そのため、俳優たちも喜びは控えめにして感情を爆発させるのはパーティーで……といった抑えたコメントが目立った。

 それでも、賞の発表以外で行なわれたダンスはとても迫力があり、ジェームス・テイラーの歌「In My Life」にのせて行われた近年に亡くなった著名人たちの追悼は故人を称えた素晴らしいもので、故人のスライドが映される中、急死したブリタニー・マーフィーマイケル・ジャクソンの写真が映し出されると会場から大きな拍手が沸いていたのが印象的だった。

第82回アカデミー賞授賞式はWOWOWにて3月8日21:00~リピート放送

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