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パリを壊しまくる!『パリより愛をこめて』リュック・ベッソンとピエール・モレルを直撃!

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肩を組む左からリュック・べッソンとピエール・モレル
肩を組む左からリュック・べッソンとピエール・モレル - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『アルティメット』や『96時間』などのヒット作を輩出したフランスの名コンビ、原案のリュック・ベッソンと監督のピエール・モレルに、新作映画『パリより愛をこめて』について語ってくれた。

映画『パリより愛をこめて』写真ギャラリー

 本作は、気性の激しいCIAのベテラン捜査官ワックス(ジョン・トラヴォルタ)と若手捜査官リース(ジョナサン・リス・マイヤーズ)がコンビを組んで、アメリカ政府の要人の暗殺を企てる爆弾テロリストに迫るスタイリッシュなアクションムービー。パリを舞台に繰り広げられる銃撃戦とカー・アクションが見どころだ。

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 モレル監督は、「コミカルな部分とドラマの部分のバランスが取れているんだ」と脚本を絶賛。「男同士の友情が描かれていて、それぞれ二人の個性的なキャラクターが面白い」のだそうだ。

 パリでの撮影で一番苦労したのは、エッフェル塔での撮影だったという。世界中の人々が観光にやって来るエッフェル塔を、映画の撮影のためだけに封鎖することはかなわなかったというモレル監督。何千人もの観光客に見られながら、またその観光客たちをコントロールしながらの撮影には、「悪夢のようだった」と話した。しかし、そのシーンの出来栄えは素晴らしく、ジョン・トラヴォルタの妻と娘がカメオ出演している注目のシーンでもあるという。

 リュックは、ジョンについて、「アメリカのアクターズ・スタジオ出身の俳優みたいに、セットでいろいろ試しながらキャラクターを膨らませていくタイプなんだ」と明かし、一方、ジョナサンは、「撮影前に時間をかけて、完ぺきなまでにセリフを覚えてくるイギリスの俳優タイプ」と話した。そんな二人は、「無鉄砲なジョンのキャラクターと、注意深いジョナサンのキャラクター、偶然にもそのものを映し出したようなんだ」という役どころだったという。

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 今回は原案だが、これまで数々の話題作を監督してきたリュック。彼は影響を受けた監督は特にいないと話す。「僕らの世代のフランス人は、いろいろな国の食べ物を食べて、世界中の曲を聴いて、たくさんの映画を観てきたんだ。僕もアメリカ映画にフランス映画、日本映画も大好きで、そんな映画を観ながらよく泣いたりもしてきた」と多様な文化に触れてきたことが、今の彼を作り上げているのだそうだ。また、そのような「いろいろな文化が混じり合っていけば、戦争だってなくなるかもしれないとも思っているよ」とも語った。

 そんなリュックの成功の秘けつは、「ストーリーの中で、どれだけリスクを背負うか」ということらしい。本作でもみんなの反対を押し切って撮影したシーンがあるという。「リスクを背負わなければ、いつも同じまあまあな映画を作ることになる。だが、そんなリスクを背負わないやつらはこの映画業界じゃ、生き残ってはいけないはずだ!」と熱く語ってくれた。

 そんな二人のフランスのフィルムメーカーとアメリカのスター俳優が結束した『パリより愛をこめて』は、力強いアクション大作だ。(取材・文:細木信宏 Nobuhiro Hosoki)

映画『パリより愛をこめて』は5月15日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開

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