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イラン政府に不当逮捕されたパナヒ監督が釈放!スピルバーグはじめ世界中の映画人が嘆願

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映画界はあなたの味方!-ジャファル・パナヒ監督
映画界はあなたの味方!-ジャファル・パナヒ監督 - Marc Grimwade / WireImage/ Getty Images

 イラン改革派支持者でイラン政府に不当逮捕されていたジャファル・パナヒ監督が釈放されたとイラン通信社が報じた。パナヒ監督は逮捕に抗議し、1週間を超えるハンガーストライキの最中だった。保釈金は15万6,000ユーロ(約1,721万円 1ユーロ=110円)支払われたという。

 パナヒ監督は映画『チャドルと生きる』など、イランの現状を背景とした作品群で世界的に認められていた反面、イラン国内では反体制派という見方もされており、かねてから政府に目を付けられていた。

 去る3月、家族やゲストなどと自宅にいたところを逮捕されたが、この逮捕には世界中の映画人が猛反発。パナヒ監督の釈放を要求する嘆願書を作成し、イラン政府との交渉を図っていた。この嘆願書にサインをしたのは、ロバート・レッドフォードスティーヴン・スピルバーグフランシス・フォード・コッポラロバート・デ・ニーロマーティン・スコセッシ、ジョエル&イーサン・コーエンアン・リーマイケル・ムーアテレンス・マリックオリヴァー・ストーンといったそうそうたる顔ぶれ。ベルリン映画祭のディレクターやカンヌ国際映画祭の審査委員長ティム・バートンも「パナヒ逮捕に抗議する」と声明を出し、表現者に対する政治弾圧を非難していた。

 パナヒ監督は、映画『白い風船』でカンヌ国際映画祭カメラドール、映画『チャドルと生きる』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、映画『オフサイド・ガールズ』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞している世界的に高い評価を受けてきた監督。

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