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宮地真緒、「自分の濡れ場はまだ客観視できない…」一糸まとわぬ大胆演技を見せた経緯を語る!

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体当たり演技を披露した宮地真緒
体当たり演技を披露した宮地真緒

 DVDの初回出荷数が劇場公開2館の作品としては異例の1万枚を記録し、予約が殺到している映画『失恋殺人』。妖艶(ようえん)な主人公を務めた女優の宮地真緒がインタビューに応じ、これまでのイメージを覆す役柄に挑んだ理由のほか、作品が世界にお披露目される喜びを語ってくれた。

映画『失恋殺人』場面写真

 本作は江戸川乱歩の小説「妻に失恋した男」をベースに、男女の愛憎劇を描くエロチック・サスペンス。宮地は劇中で二人の男を惑わす美しく妖艶(ようえん)な人妻みや子として激しい濡れ場を演じるなど、今まで見せたことのない体当たり演技を披露している。

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 これまでのさわやかなイメージを覆すような役柄に挑んだ理由について「脚本を読ませていただいたとき、『やりたい!』と直感しました。それで演じることが決まってから『あ、わたし脱ぐんだ』って気付いて(笑)」と屈託なく語り、まずはストーリー自体にほれ込んだと説明。加えて「たぶんわたしは朝ドラのヒロインのイメージがまだ根強いし、それと似たような活発な役が多かったです。でも世の中にはさまざまなタイプの人がいるように、自分の中にもいろんな役柄の引き出しを持っていたいですね。新たなことに挑戦して、『こんなこともできる』って自分への自信にもつなげたかったんです」と女優として成長したい気持ちからだったことを明かした。

 そしていざ撮影に入ると、初めて味わう苦労の連続だったと語る宮地。「みや子はわたしと正反対で、受け身のキャラクター。自分が持っていない感情を生み出したり、受け身でありながら色気を出して男を惑わせたりしなきゃいけない……それが本当に難しかったです」と当時の苦労を吐露。しかし続けて「でもそういう苦しい思いをしたからこそ、自分の足りない部分を学べた。女優としてまだまだ精進しなきゃいけないと改めて痛感させてくれました」と結果的に実り多い体験だったと振り返った。ちなみに、濡れ場でのシーンは、その均整のとれたプロポーションが同性の女性からも「美しい」と評判となったが「陸上をやっていたおかげかも。自分の濡れ場についてはまだ客観視できていません……」とはにかみながらコメントした。

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 宮地がそんなふうに苦労して挑んだ本作は、内容のクオリティーの高さが認められ今年8月に開催されるモントリオール世界映画祭のFocus on World Cinema部門に出品されることが決定している。「びっくりですね。これをきっかけにより多くの人に映画を観てもらうことになればうれしいです!」と笑顔で喜びを語る宮地。そして「今後もいろんな役柄にチャレンジしていきたいです」とさらなる前進を誓った。女優として新境地を開いた宮地の艶(つや)やかで繊細な演技をこの機会にぜひ堪能してみてほしい。

DVD『失恋殺人』はキングレコードより6月23日発売(税込み:3,990円)
レンタルは6月25日リリース

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