今井翼×すみれ、9年間の切ない恋を描く『月のこおり』レスリー・キー撮り下ろし写真公開

　俳優の今井翼が主演を務め、すみれがヒロインを演じる恋愛映画『月のこおり』より、世界的フォトグラファーのレスリー・キーが撮り下ろした劇中写真が一挙に公開された。

【画像】すみれをレスリー・キーが撮り下ろし！『月のこおり』劇中写真

　本作は、9年間に及ぶ切ない大人の恋を描くラブ・ストーリー。妻子がありながらカメラに情熱を注ぐ写真家・北村竜次を今井が演じ、ヒロインであるジャズシンガーの小春役をすみれが務める。二人は、竜次が特別講師をした北海道・札幌で出会い、竜次は小春の歌の才能に惚れこむ。以来、竜次は毎年小春を撮った写真の個展を札幌で開催するようになる。

　物語は、写真の最初の一枚と最後の一枚をテーマに綴られ、9回目の個展の開催で“撮り・撮られる”関係の終わりを予感するところから展開していく。監督・脚本を務めたのは、作詞作曲家、シンガーでもあるマルチクリエーターの堂野アキノリ。本作は、堂野監督作品ならではの音楽をふんだんに取り入れた作品に仕上がっている。また、東京で暮らす竜次の妻を宮地真緒、娘を深尾あむが演じるほか 、ギャラリーオーナーの吉岡役を近藤芳正が務める。

　さらに、劇中のギャラリーに並ぶ写真は、レスリーが撮影したものを使用。彼は本作でヒロインを演じるすみれを撮り下ろし、繊細な心の軌跡を象徴するビジュアルを創り上げた。ポスタービジュアルもレスリー・キーが撮り下ろした写真を使用しており、竜次と小春の関係性や想いを視覚的に表現している。（加賀美光希）