誤ったDNA鑑定で冤罪の被害者となった菅家さん、同じ冤罪事件の被害者に激励のメッセージ!

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映画『BOX 袴田事件 命とは』場面写真より - (C) BOX 製作プロジェクト 2010

 1966年に実際に起きた冤罪(えんざい)事例「袴田事件」を基に製作した映画『BOX 袴田事件 命とは』の上映がされている渋谷ユーロスペースで、15日に行われたトークイベントを欠席した菅家利和さんからメッセージが届いた。

映画『BOX 袴田事件 命とは』

 足利事件で逮捕された菅家さんは今年3月に再審の判決で無罪を言い渡された冤罪(えんざい)被害者。同じ冤罪(えんざい)で苦しんでいる袴田巌氏を扱ったこの映画のトークショーに出席し、冤罪(えんざい)事件が人に与える影響について話す予定だったが、体調不良のため欠席していた。

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 メッセージの中で菅家さんは突然の欠席を謝罪すると、「このたび上映される映画の中には、袴田さんがとてもひどい取り調べがされている場面があると、映画を見た人から聞きました。私も、ひどい取調べでむりやり言わされた自白と、間違ったDNA鑑定で、やってもいない犯罪で起訴されて有罪となり、17年半もの長い間、自由を奪われてきました」と袴田さんと自身の境遇を重ねたあとで、「袴田さんは、私以上にひどい取り調べを受けて、自白してしまったと聞いています。そういう袴田さんが苦しんでいる場面が出てくると想像するだけで、とてもゆううつになってしまい、実はここ数日間、映画館に行けるかどうかとても迷っていました」と今だ心に深い傷を負っていることを吐露、欠席の理由を明かした。

 「袴田さんは、今も死刑判決が言い渡されたままです。私も無実の罪で刑務所に入っていたときはとてもつらかったですが、死刑判決を受けた人がどれほどの気持ちでいるのか、私にも想像がつきません」と菅家さんは袴田さんの気持ちに思いをはせ、「無実の人がどれほど苦しむことなのか、どうかみな様も映画をみて、考えて欲しいと願っています」と改めて観客にも冤罪(えんざい)事件の持つ重みがどういうものなのかを伝えた。

 本作は、1966年に実際に起きた「袴田事件」を基に、人が人を裁くということの難しさを描いた社会派ドラマ。『丘を越えて』の高橋伴明監督が、強盗放火 殺人事件の容疑で死刑が確定した男と、冤罪(えんざい)ではないかと思いながらも、有罪の判決を下してしまった裁判官の苦難の日々をあぶり出す。裁判員制度が導入された今だからこそ、観ておきたい骨太なドラマ。

映画『BOX 袴田事件 命とは』は公開中

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