異例の使用許可!映画『ノルウェイの森』ビートルズの原盤が主題歌に!イギリスでも原作に高い評価

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完成が楽しみ!-映画『ノルウェイの森』より - (C) 「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン

 村上春樹の同名小説を、松山ケンイチ菊地凛子らで映画化する映画『ノルウェイの森』の主題歌として、ザ・ビートルズの楽曲「ノルウェーの森」の原盤の使用許可が下り、日本の窓口であるEMIミュージック・ジャパンの担当者も驚いている。というのもザ・ビートルズのカバー曲が、映画の主題歌で使用されることは多々あれど、原盤の使用許可が出ることは非常にまれだからだ。

 EMIミュージック・ジャパンのシニアプロデューサー藤村美智子氏は、「1999年にザ・ビートルズの制作担当になって以来、さまざまなビートルズ楽曲使用に関するオファーをいただきましたが実現したことも、実現に近づいたことさえもなかったので今回の主題歌使用に許諾が出たことは、正直大変驚きました」と語る。原作タイトルの元となっているこの楽曲は、登場人物の弾き語りとしても劇中に登場する、まさに『ノルウェイの森』には必要不可欠な楽曲だ。

 数々の作品が英訳され、毎年ノーベル文学賞受賞がうわさされる村上の、ブームのきっかけともいえる「ノルウェイの森」だが、今回のビートルズ原盤使用許可の裏には、そんな世界的な村上の人気も影響していたようだ。藤村氏は、「楽曲使用の交渉を始めた時点で、(本国)EMI-UKの担当者はすでに原作を読んでいたようで、“『ノルウェイの森』は素晴らしい作品だ”とコメントしていたので、村上春樹さん、そして彼の小説の素晴らしさがイギリスでも知られているのだと思ったのを記憶しています。楽曲使用の許諾にもきっと大きな影響があったのではないでしょうか?」と続けている。

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 出版から20年以上、映像化不可能と言われてきた本作を手掛けるのは、映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』でもメガホンを取ったトラン・アン・ユン監督。プロデューサーの小川真司が一番初めに監督に送ったメールも、「原作映画化の許諾と同じくらいビートルズの原盤を使うのは難しいよ」というものだったらしいが、監督は1年以上の交渉を続け、ビートルズの「ノルウェーの森」原版使用許諾にこぎつけた。

 『ノルウェイの森』は、主人公ワタナベの喪失と再生を描いた究極の恋愛物語。小川プロデューサーは、「原作では冒頭でビートルズの曲が流れ、主人公のワタナベはそれまでの出来事のすべてを振り返り、時の流れを思い起こします。映画で生のビートルズのメロディーを聞くと、原作の大人になったワタナベのかき乱されるような感情を実感できると思います」。トラン・アン・ユン監督は、「映画をご覧になった観客が、たった今体験したドラマの余韻に浸るための空間作りが出来るように、特定の場所にこの曲を使用しました」と原作の世界観ぴったりに、ビートルズの「ノルウェーの森」が作品を彩ったことを明かしている。

映画『ノルウェイの森』は12月11日より全国公開

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