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NHK連続テレビ小説で注目浴びた倉科カナ、目指す女優は松たか子!「実は泣き虫だ」

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松たか子を目指す倉科カナ
松たか子を目指す倉科カナ

 NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」で脚光を浴びた女優・倉科カナが、新作映画『ヒカリ、その先へ』で写真家を目指す専門学校生をナチュラルに演じているが、「実は泣き虫だ」など女優として成長真っただ中の「今」を明かした。

映画『ヒカリ、その先へ』写真ギャラリー

 本作で倉科が演じたのは、スランプに悩み、将来と現実の間で立ち止まっている専門学校生・きい。倉科は役柄について、「正直、きいのように悩みを抱えている女の子は世の中にたくさんいる普通の女の子なんです。でも普通であればあるほど、演じるのって意外に大変なんですよね。大げさにし過ぎてもいけないし、あまりにサラッとしていても伝わりづらい。さじ加減がとても難しかったです」と苦労を語り、現場で監督と話し合いながらキャラクターを作っていったことを明かした。

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 「ウェルかめ」で注目されてからも、変わらずドラマや映画に挑戦し、女優業を全力で頑張っている倉科だが、「朝の連ドラ撮影中は、自分の納得いく演技がどうしてもできないことが、本当に何度もありました」と本映画で演じたきいのように、どうにもうまくいかないときがあったという。その壁をどのように乗り越えたのかを聞いてみると、「泣くんです」という意外な答えが。「泣き疲れるまで泣いて、泣くことに飽きたら、どうしたら良くなるのかを考え、状況を打破できるように行動します。でも現場では絶対に泣きません(笑)!」と倉科流スランプ克服の秘けつを披露。

 倉科は今年、朗読劇にも挑戦して、女優としての新境地を切り開いている。「難しい役柄ほど、キャラクターを確立するまではつらくても、演じるのは楽しい」と語る彼女から、女優という仕事を心から楽しんでいる様子が伝わってきた。

 目標としている女優は、映画『告白』の演技が高い評価を受けた松たか子。「何に対しても正面からぶつかって繊細な役づくりができる、松さんのような女優になりたいです!」と話す倉科の目は、自分自身への期待と希望に満ちている。彼女はこれからも足を止めることなく、女優として真っすぐに進み続けていくことだろう。進化し続ける、倉科の今後に期待したい。

映画『ヒカリ、その先へ』は10月23日より新宿バルト9 ほか全国公開

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