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永作博美、超個性的な三人に囲まれて舞台あいさつの「脇役」になる?

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終始笑顔の永作博美
終始笑顔の永作博美

 23日、映画『脇役物語』の公開初日舞台あいさつがヒューマントラストシネマ有楽町で行われ、出演者の益岡徹永作博美松坂慶子、そして緒方篤監督が登壇した。超個性派ぶりを発揮した三人に囲まれた永作は、終始笑顔を浮かべて「この現場を味わえたことが何よりの財産」と撮影を振り返った。

映画『脇役物語』写真ギャラリー

 司会者に「日本が誇る名脇役」と紹介された益岡は、「身に余る紹介の言葉で申し訳ありません」と恐縮しきりでマイクを取り、演じた役柄そのままの姿に会場から笑いが起こる。さらに観客や監督に丁寧すぎる感謝の言葉を述べていたところ、心が入りすぎてマイクの存在を忘れたのか、徐々に地声でのあいさつになってしまい、スタッフから「マイクを通してしゃべってください」と注意されてさらに恐縮する一幕もあった。

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 また、本作で若い男性の恋人役を演じている松坂は、「ラブシーンがあるのはいつ以来?」と笑わせながらも、作品の出来栄えには大満足の様子。「ハラハラしながら映画を拝見しましたが、少女のように初々しかった(笑)。今回の役がとても嬉しかったみたいで、湖で泳いでるカメが立ちあがってバンザイした夢を見ました。願望が映画で実現してうれしかったのかな」と、意外に肉食系な大女優の一面をユーモアたっぷりにのぞかせた。

 さらに緒方監督も「時差ボケで元々おかしい頭がもっとおかしくなってる」と口火を切ったあと、芸人さながらのマシンガントークを繰り広げるなど、舞台あいさつは完全に三人の独壇場となる。永作は終始楽しそうな笑顔を浮かべつつ、「今までになかった新鮮な現場を味わえたことが、この作品にもらった何よりの財産です」としみじみ語り、この舞台あいさつにおいては自らが「脇役」となって三人のトークを楽しんでいた。

 『脇役物語』は役者としても実生活でも平凡な男が運命の女性と出会い、映画主演という人生の一発逆転を狙う姿を軽快なテンポで描くハートウォーミング・コメディー。

映画『脇役物語』は10月23日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

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