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菊地凛子、『ノルウェイの森』の撮影はフェアじゃなかった!?

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左から水原希子、菊地凛子、トラン・アン・ユン監督
左から水原希子、菊地凛子、トラン・アン・ユン監督

 女優の菊地凛子が26日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた映画『ノルウェイの森』の記者会見に水原希子トラン・アン・ユン監督と共に出席し、「今回の撮影はフェアじゃなかった」と告白した。

映画『ノルウェイの森』写真ギャラリー

 先日、早稲田大学で行われた完成報告記者会の席で、菊地はキャスティングの段階でトラン監督と面談し、「それで役はいただけるんですか?」と直談判したと明かしたばかり。それだけ本作のヒロイン直子に思い入れがあった菊地は、「ユン監督のファンでもあったので、今回は特に監督が何を撮りたいのかを最優先に考えた。監督が妥協したり、納得できないようなシーンにならないことを目指したので、ある意味フェアじゃなかったですね。わたしがあまりに監督を好き過ぎるから……」とコメント。「フェアじゃなかった」の発言に、外国人記者たちも一瞬驚きを見せたが、その理由が明らかになると皆納得した様子だった。

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 一方、トラン監督は「撮影前、役柄について話し合うことはありますが、本番になれば、常に俳優たちからの提案を待っているのです。その提案が正しいかどうかは、わたしが判断しますが」と演出方法を説明。本作が演技デビューとなった水原に対しては、特に厳しい指示を出したといい、「彼女が涙を流すシーンは、本当はテイク2でOKでした。でもそれを黙って何度も何度も撮り直したんです。もっと役柄を深く掘り下げてほしかったし、彼女のためになると思ったのです」と鬼演出の裏に隠された本意を語った。当の水原も「何度でもチャレンジさせてもらったからこそ、(演技デビューを)成し遂げることができた」と感謝を述べていた。

 『ノルウェイの森』は1987年に刊行されベストセラーとなった村上春樹の代表作「ノルウェイの森」を、映画『青いパパイヤの香り』『夏至』などで知られるトラン監督が映画化。主人公ワタナベ(松山ケンイチ)が亡くなった親友の恋人(菊地)との関係を通し、愛と性、生と死を見つめる叙情的なラブストーリー。第67回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品された。

映画『ノルウェイの森』は12月11日より全国公開

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