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のん、初のカエル役「責任重大かも」 出世作「あまちゃん」監督との再会に感慨

「あまちゃん」監督と再タッグ!かえるくん役ののん
「あまちゃん」監督と再タッグ!かえるくん役ののん

 のんが4日、都内で行われた映画『アフター・ザ・クエイク』の公開記念舞台挨拶に出席。出世作でもある2013年の連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK)でもタッグを組んだ井上剛監督との仕事を振り返った。この日は、鳴海唯渡辺大知佐藤浩市も来場したほか、登壇が叶わなかった岡田将生からのビデオメッセージも紹介された。

【画像】鳴海唯&渡辺大知&のんら出席!舞台挨拶の様子

 村上春樹の短編集「神の子どもたちはみな踊る」に収録されている四つの短編をベースとした本作は、1995年から2025年にかけて、それぞれ別の時代や場所で生きる4人の人生がつながっていく様を描く人間ドラマ。1995年の小村を岡田が、2011年の順子を鳴海が、2020年の善也を渡辺が、2025年の片桐を佐藤が演じる。

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 のんは、本作で人類を救うために現代に帰ってくる「かえるくん」の声を担当。ステージに上がると「私は現場にいなくて、撮り終えてから参加したので、今日(出演者の皆さんと)ここに立てたことが嬉しいです」と笑顔を見せる。のんの出世作「あまちゃん」に演出家の一人として参加した井上監督との仕事も感慨深い経験だったようで、かえるくん役を振り返る中、井上監督との仕事にも笑顔で言及する。

 「カエル役は初めてだったので、どんな声だろうって。物語を読ませてもらって、かえるくんはみんなの救いになるような役、意外と責任重大かもしれないって思いました。頑張ってみようって。しかも井上監督は以前朝ドラでとてもお世話になった方。これは安心して飛び込めると思ったんです」

 また、のんは「以前ご一緒した時と今回は全くムードの違う作品。今回はどんな感じだろう」と井上監督の変化も気になったとのこと。「ちゃんと緊張感を持ってやろうと思って現場に行ったんです。そしたら以前と変わらぬ井上監督ワールドで……。明るい現場で楽しくノリノリでやれました」と話す。「カエルの鳴き声をいろいろと試しました」とカエルの声質にもこだわったことを明かす。

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 かえるくんは、佐藤演じる片桐と深く関わる。のんは「映像を見ながら声を当てるんですけど、佐藤さんの演技に集中して声を当てました。佐藤さんの息遣いを敏感に感じ取りながらの作業でした」とアフレコ作業を回顧。佐藤はそんなのんの声優ぶりに「彼女がどういう覚悟を持ってやるか見ていました。自分でこれではいけないというのに気づいてやっているなと感じて、あ、頑張ったんだなって。(彼女で)よかったなと思いました」と感想を述べた。

 井上監督はのんの起用について振り返り、「スタッフみんなで話して意見が一致しました」と紹介。「この役はのんさんだなって。かえるくんはまっすぐな性格。そしてイノセンスでユーモアのある存在。そうなるとのんさんだなと僕も思っていたんです」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)

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