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アカデミー賞、謙さんはレッドカーペットに立つ?日本の期待は8部門ノミネートの渡辺謙が出演の『インセプション』に!

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『インセプション』レオナルド・ディカプリオと渡辺謙
『インセプション』レオナルド・ディカプリオと渡辺謙 - 写真:高野広美

 第83回アカデミー賞のノミネートが25日、アカデミー本部のサミュエル・ゴールドウイン劇場で発表され、映画『英国王のスピーチ』が最多12部門でノミネートされたが、最終候補まで残った日本の作品、外国語映画賞の『告白』と長編アニメ賞の『サマー・ウォーズ』は共にノミネートされなかった。そこで日本人が今後アカデミー賞で注目したいのは、8部門でノミネートされた渡辺謙が出演している『インセプション』だ。

映画『インセプション』場面写真

 『インセプション』は視覚効果賞、音響編集賞、撮影賞、美術賞、作曲賞、音響賞など技術的な賞だけでなく作品賞、脚本賞などドラマ性の高さを評価する部門にもノミネートされている。特に脚本と映像が斬新で、全く新しいタイプのドラマといっていい。そういった点で昨年のドラマ性の高い『ハート・ロッカー』と斬新な映像が評価された『アバター』の戦いを彷彿させる。

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 『インセプション』は『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、想像を超えた映像で描き出す次世代アクション・エンターテインメント大作。人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。主演はレオナルド・ディカプリオだが物語のキーマンとなる準主役級の役を渡辺謙が演じる。

 同じく8部門のノミネートにはあの『ソーシャル・ネットワーク』が入っており、いままで『英国王のスピーチ』VS.『ソーシャル・ネットワーク』と言われていた賞レースにダークホースの『インセプション』がいきなり登場したというわけだ。しかし『インセプション』は、『ソーシャル・ネットワーク』に比べてると監督賞、主演男優賞など人物賞でのノミネートは落としており、その点では少し弱い。また忘れてはならないのが10部門でノミネートされた『トゥルー・グリット』だ。ただ、『英国王のスピーチ』と『ソーシャル・ネットワーク』そして『トゥルー・グリット』で主要部門賞を分け合い、最終的に技術的な賞は他に強敵がいないことを考えると、『インセプション』が最多受賞映画になるという図式も考えられなくはない。

 今の時点で我らが日本の期待の星、渡辺謙がアカデミー賞授賞式に出席するかどうかの確認はとれていないが、ぜひまた日本代表として華やかなレッドカーペットに立ってもらいたものだ。

 なお、アン・ハサウェイジェームズ・フランコが司会を務めるアカデミー賞授賞式は、現地時間2月27日にコダック・シアターで開催。日本ではWOWOWにて2月28日午前9時30分より生放送される。

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