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『トイレット』の荻上直子監督が文部科学大臣新人賞を受賞!過去には周防正行監督や細田守監督も受賞

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これからも荻上監督の国際的な活躍に期待したい-映画『トイレット』より
これからも荻上監督の国際的な活躍に期待したい-映画『トイレット』より - (C)2010“トイレット”フィルムパートナーズ

 文化庁が主催する平成22年度芸術選奨の文部科学大臣新人賞(映画部門)に映画『かもめ食堂』『トイレット』の荻上直子監督が選ばれた。過去には『Shall We ダンス?』の周防正行監督や、『悪人』の李相日監督、『リング』の中田秀夫監督など、現在売れっ子として活躍している名監督たちも受賞している賞だ。

映画『トイレット』場面写真

 芸術選奨は、毎年国内の芸術作品・活動の中で目覚ましい活躍をした人物に贈られる賞で、今年で61回目となる。演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論、メディア芸術(漫画・アニメなど)と対象は全11部門に分けられており、それぞれの分野において優れた業績を上げ、新生面を開いた人物に芸術選奨文部科学大臣賞または新人賞が毎年贈られる。昨年は、第83回アカデミー賞のノミネート候補にもなった映画『サマーウォーズ』の細田守監督や、映画『ディア・ドクター』の西川美和監督などが受賞している。

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 文化庁は荻上監督への贈賞理由について、「『かもめ食堂』において、フィンランドを舞台に、それぞれの生き方を求めた女性たちを絶妙な距離感で描き出し、「食へのこだわり」をキーワードに、シンプルな表現力で映画のミニマル・アートともいうべきユニークな世界を創出している。この斬新なスタイルは『トイレット』においては、英語を話さない日本から来た祖母と、外国育ちの孫の関係を軸に、異文化問題から現在の家族関係まで広げることで、独自な展開を見せ今後の展開へ期待を抱かせてくれた」と海外で映画を作りたいという熱意の下、カナダのトロントで撮影を行った『トイレット』やフィンランドの首都ヘルシンキを舞台にした作品『かもめ食堂』における功績を認めたものだとしている。

 1994年からロサンゼルスで映画製作を学び、帰国後ぴあフィルムフェスティバルのスカラシップを得て製作した映画『バーバー吉野』で長編映画デビュー後、精力的な作品作りを続けてきた荻上監督。今後も日本国内だけにとどまらない、幅広い活躍を期待したいところだ。

映画『トイレット』ブルーレイ(税込み6,090円)&2枚組DVD(税込み4,935円)は3月16日に発売。

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