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映画『クヌート』のモデル、むくむくの北極グマのクヌートがこの世を去る 愛らしい姿永遠に

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クヌート、いままでありがとう
クヌート、いままでありがとう - Sean Gallup / Getty Images

 映画『クヌート』のモデルでもある4歳の北極グマのクヌートがこの世を去ったとベルリン動物園が発表した。19日、ドイツのベルリン動物園内の池に浮かぶ状態で見つかったという。ドイツの複数のメディアによると、死因は不明で解剖により調べているとのこと。

 日本版ナレーションを藤井フミヤが務め、“小さな命が伝える地球へのメッセージ”として2009年7月に日本で公開されたドキュメンタリー映画『クヌート』(マイケル・ジョンソン監督)でもおなじみ。クヌートは、ベルリン動物園で生まれたホッキョクグマだが、サーカス出身の母グマのトスカが育児放棄したために、同園の飼育係が人工哺育を行った。ドイツでは、環境大使に任命されたほど、地球温暖化に対するアイコンとしての役割も担っていた。

 その愛らしい姿をメディアが報じ、ドイツ国内のみならず、むくむくした外見と愛らしい動きで多くの人々を笑顔にさせてきたクヌート。昨年12月に4歳となったクヌートに対して、お嫁さん候補が話題となっていた矢先の突然の不幸であった。世界中で人々の心を動かしたクヌートの冥福を祈りたい。

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