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魔法使いミッキーの悪戦苦闘ぶりに注目 アニメーションとクラシック音楽を融合した『ファンタジア』の特別動画が解禁

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ぼくはミッキーマウス!子どもと大人に夢を与える魔法使いさ!
ぼくはミッキーマウス!子どもと大人に夢を与える魔法使いさ! - (C)Disney

 製作から70年を迎えた今でも高い評価を受けている映画『ファンタジア』とその続編『ファンタジア 2000』が初ブルーレイ化されることを記念して、同作よりミッキーマウスをフィーチャーした「魔法使いの弟子」の本編動画が解禁された。クラシック音楽とアニメーションの融合をディズニーの代表的なキャラクターであるミッキーが表現した、ディズニーが今も誇る名シーンとなっている。

映画『ファンタジア』より「弟子のトラブル」特別動画

 ポール・デュカスの交響詩「魔法使いの弟子」のメロディーに乗って繰り広げられるのはミッキーマウスとホウキのちょっとマヌケな攻防。アニメーションにしかできないであろう形で思い切りデフォルメされたキャラクターのパントマイムはそれだけでも思わず観客の笑いを誘うが、そのストーリー展開が音楽の盛り上がりと一致することでよりわかりやすい形で表現されており、若年層の観客も意識したディズニーらしい作品に仕上がっている。「魔法使いの弟子」は『ファンタジア』の製作から60年を経た2000年の続編映画『ファンタジア2000』にも旧作から唯一採録されている作品であり、その意味でも、ディズニーの初期から現在までを結ぶ重要な位置づけの作品といえそうだ。

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 魔法によって動き出したホウキと、自分で魔法を掛けたにも関わらず事態に収拾をつけられなくなってしまったミッキーのやり取りが最大の見どころとなっている本作。ほかにも擬人化されたホウキの統制がとれた動きなど見るべきところは多い。とりわけ動画の後半、部屋を水浸しにされたミッキーが本をイカダ代わりにして九死に一生を得る場面は、身の回りにあるものが意外なところで活躍するというディズニーらしい驚きをもたらしてくれる。単なる子ども向けではなく、大人も含めて家族みんなで楽しめるアニメーションを今に至るまで制作しているディズニーの哲学がうかがえる見事なシーンだ。

 本作は11人の監督、60人以上のアニメーター、100人を超えるオーケストラ、1000名を超えるスタッフが3年を費やして制作したという超大作。1940年に制作された本作にいたるまで、クラシック音楽とアニメーションの融合を目指してディズニーは試行錯誤しており、その過程は限定DVD『Walt Disney TREASURESシリー・シンフォニー 限定保存版』『Walt Disney TREASURESシリー・シンフォニーVol.2 限定保存版』で観ることができる。ディズニー史上最も貴重なシリーズである「シリー・シンフォニー」と『ファンタジア』を見比べて、前者のどの場面が後者のどのシーンに生かされているのかを探してみるのも面白いかもしれない。(編集部・福田麗)

ブルーレイ『ファンタジア』は4月20日に発売 価格:3,990円

映画『ファンタジア』より「弟子のトラブル」 » 動画の詳細
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