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SF小説の金字塔「ニューロマンサー」映画化をヴィンチェンゾ・ナタリが監督、東京で撮影も?

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ヴィンチェンゾ・ナタリ
ヴィンチェンゾ・ナタリ - Barry King/FilmMagic/Getty Images

 SF映画『ニューロマンサー(原題) /Neuromancer』の実現が一歩進んだ。映画『マトリックス』『攻殻機動隊』などのSF映画に多大な影響を与えた、SF小説の金字塔「ニューロマンサー」の映像化企画だが、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督によって2012年早々に着手するとcollider.comなどが報じた。原作の映画化の権利はすでに得ていたが、監督交代などで企画が頓挫(とんざ)、この度ようやく製作会社Seven Arts Picturesが進捗を明かした。

 原作は短編小説「記憶屋ジョニイ」がキアヌ・リーヴス北野武主演の映画『JM』として映画化された、米作家ウィリアム・ギブソンの処女長編。キアヌもお気に入りの作家で、同作が“サイバーパンク”というムーブメントを起こした。舞台は世界中をネットワークが覆い、国家より巨大企業が力を持った近未来。元凄腕ハッカーのケイスが、代償を伴う取引に臨む姿を描く。

 映画『CUBE』『スプライス』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督は、「『スプライス』では“人体”に関する技術の発展が題材だった、そして『ニューロマンサー(原題)』では“意識”を扱う。人類はどのようにテクノロジーと対峙していくべきか、必然とされる題材だろう。自分は、『マトリックス』が本当に好きなんだ。同作は(SF作家の)フィリップ・K・ディックに対する敬意を示していたと思う。しかしながら、まだマトリックスのような仮想空間は形成されていないし、その領域にすら及んでいない。だからこそ『ニューロマンサー(原題)』は、より現実的なアプローチを試みるつもりだよ」と抱負を語った。本作は、2012年早々にカナダ、トルコのイスタンブール、東京、そしてロンドンで撮影を行うスケジュールで進行している。配役は未定だ。(南 樹里)

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