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雨の告別式 津川雅彦、長門裕之さん死去のとき自身が病院のICUに入っていたことを告白「僕の悪いところをアニキが持っていった」

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長門裕之さんのお位牌を抱える津川雅彦
長門裕之さんのお位牌を抱える津川雅彦

 今月21日、消化管出血のため亡くなった俳優・長門裕之さん(享年77歳)の告別式が24日、東京・元麻布の善福寺麻布山会館にて行われた。
 
 朝から降りしきる雨の中、250人の列席者に見守られて、長門さんは旅立った。多くの弔問客が、長門さんの棺に思い出の品を入れて最後の別れを惜しむと、この日、喪主を務めた長門さんの弟で俳優の津川雅彦が弔問客にむけ、「アニキが亡くなった21日、僕も都内の病院でICUに入っていたんです。アニキは、きっと僕の悪いところを、全部持っていってくれたんだと思う。アニキ、ありがとう!」と声を振り絞った。
 
 出棺のとき、津川がメガホンをとり、長門が出演、兄弟二人で作り上げた映画『寝ずの番』の挿入歌が流された。涙ながらに弔辞を読んだ長年の友・黒柳徹子がパチパチと拍手をし始めたのをきっかけに、全員が長門さんの役者人生に拍手を送る中、長門さんを乗せた霊柩車は静かに動き出した。そして告別式の間ずっと降り続けていた涙雨は、長門さんの出棺とともにひっそりとやんだ。
 
 長門さんは、祖父は“映画の父”牧野省三、父は澤村國太郎、母は牧野智子、という芸能一家に生まれ、6歳のころから芸能活動を開始。弟の津川雅彦とともに俳優として活躍を続けてきた。石原裕次郎と共演した『太陽の季節』で共演した南田洋子さんと結婚。南田さんが認知症となってからは、2009年10月に息を引き取るまで、献身的な介護を続けた。芸能界の誰もがうらやんだ「おしどり夫婦」は、きっとまた天国で幸せな夫婦生活を送っていることだろう。(編集部・森田真帆)

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