『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作が全米第1位で2011年週末成績最高収益に!ただしシリーズの成績としては下降線 -5月23日版

全米ボックスオフィス考

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順当な結果といえるでしょう! (映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』より) - (C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 ジョニー・デップの大人気シリーズ映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』第4弾、そして今回は3D公開となった映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』が9,015万ドル(約72億1,200万円)をたたき出して今週の全米ナンバーワンに輝いた。(1ドル80円計算)

今週第1位の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』写真ギャラリー

 この成績は2011年のボックスオフィスにおけるオープニングウイークエンド最高収益にあたり、歴代5月の興収記録でも第12位にランクイン。だが、近年の映画鑑賞券価格が3D上映の特別料金も含めて以前よりかなり値上がりしていることから、興収総額は観客動員総数と必ずしも直結しておらず、本作においてもそのデビュー週における観客動員数においては歴代第27位にとどまっている。

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 本作は、週末初登場でランキング第1位になったとはいうものの、2006年に公開され、週末1億3,563万ドル(約108億5,040万円)の収益を記録した映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』、そして2007年、デビュー週末に1億1,473万ドル(約91億7,840万円)を記録した2007年公開の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』と比べても収益を下回っている。業界紙の中には『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズが下降線をたどっていると評しているものも多く、この巨大シリーズがこれからどのような方向へ舵取りをしていくかに注目が集まっている。なお、配給のディズニーが行った観客調査の結果は54パーセントが男性、そして年齢層は26歳から34歳が24パーセント、そして18歳から25歳の観客が22パーセントとなっている。

 今週の第2位は、意外なスタミナを見せた映画『ブライズメイズ(原題)/Bridesmaids』で2,088万ドル(約16億7,040万円)。20.4パーセントの収益減とはいうものの、この落下率は最近公開された同ジャンルのコメディー作品にしては上々で、2009年に全米で驚きの大ヒットを記録したコメディー映画『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』の2週目の落下率も下回るという健闘ぶりである。

 第3位は、先週の第1位から2ランクダウンした映画『マイティ・ソー』で1,546万ドル(約12億3,680万円)の収益。アクション超大作にありがちな3週目の落下率で、先週に比べ55.5パーセント収益減となっているものの、封切り17日で1億4,540万ドル(約116億3,200万円)の総合収益を上げていることから、関係者たちはホッと一息……といったところだろうか。

 代わって第4位は、依然頑張り中の映画『ワイルド・スピードMEGA MAX』で1,058万ドル(約8億4,640万円)。4週目に入って上映館が171館減り、48.3パーセントの収益減となっているが封切り24日で総合興収1億8,620万ドル(約148億9,600万円)となっており、2億ドル(160億円)も視野に入ってきているのはたいしたものだ。

 第5位は、新作と大作に挟まれてランクダウンした映画『プリースト』で475万ドル(約3億8,000万円)。ポール・ベタニー主演の本作は、日本では今年の秋に公開が予定されている。

 さて、次週のチャート予想だが強力作品が3本。まずは大ヒットアニメ映画『カンフー・パンダ』の第2弾で、映画『カンフー・パンダ2』。ドジで食いしん坊だがカンフーにかけては無敵のポーが仲間たちと共に新たな敵に挑みつつ、自分自身との闘いにも挑むという子どもはもちろん、大人も十分エンジョイできる作品で、次回ランキングにおけるトップ候補といっても過言ではない。

 2作目の上位候補作は、こちらもシリーズ2作目にあたる、コメディー・ファン待望の映画『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』。前作ではラスベガスでドタバタ騒動を繰り広げた独身野郎たちが、今度は彼らがタイへ旅行に行くという展開で、行き先から想像してもとんでもない騒動が予想され、考えただけで笑えてくる。ハリウッド近辺のビルボードやテレビの宣伝作戦から察するに、配給スタジオはかなりの予算を割いてPRを展開しており、『カンフー・パンダ2』との一騎打ちは確実と見られる。

 さて3作目は、前出2作品のような一般大衆作品ではないが映画ファンなら見逃せない鬼才テレンス・マリック監督久々の作品で、ブラッド・ピットショーン・ペン主演映画『ツリー・オブ・ライフ』である。このたびカンヌ国際映画祭の最高賞にあたるパルムドールを受賞したばかりで大変な話題を呼んでおり、ボックスオフィスの成績に注目が集まる。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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