トム・クルーズも注目のカルトホラー『ムカデ人間』公開!北村昭博、ハリウッドに「なめるなよ!」の精神で挑戦

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常に先を見続ける、ハリウッド俳優・北村昭博!

 アメリカをはじめ各国でセンセーションを巻き起こしたホラー映画『ムカデ人間』に主演する日本人俳優・北村昭博が、その熱狂ぶりと、世界を相手に活躍する日本人俳優としての熱い思いを語った。

映画『ムカデ人間』場面写真

 ドイツ郊外を舞台に、人間の口と肛門をつなぎ合わせた「ムカデ人間」の創造という狂気に取りつかれた医師・ハイターと、彼の実験の犠牲となる人々の恐怖を描く本作。アメリカではあまりにショッキングな内容とアイデアが話題を呼び、人気アニメ「サウスパーク」で取り上げられるなど、ホラー映画の域を超え、ポップカルチャーに深く浸透するブームとなった。公開日にはクエンティン・タランティーノ監督が来場し、大喝采(かっさい)。ムカデ人間の先頭にされてしまう日本人・カツローを演じた北村に握手を求め、「ファンタスティックだったよ!」とその演技を絶賛した。その時の気持ちを、北村は「高校時代に彼の映画を観ながら英語の勉強をしていて、すごく影響を受けていたので、その人が14年後、自腹で自分の映画を見に来てくれたことがうれしくって」と感慨深けに振り返った。また、本作に注目しているのは、タランティーノ監督だけではない。トム・クルーズも本作のフィルムを個人的に手配し上映会を行ったという。北村も「トム・クルーズって変態なのかな……と思いました」とジョークを飛ばしながら、「才能ある人に注目してもらえるのはうれしいですね」と感無量の様子だ。

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 タイトルを聞くと、ただのイロモノ映画と思われそうな本作だが、ここまでの成功の裏側には、妥協を許さないキャスト・スタッフたちの真剣な取り組みがあったという。撮影現場は、作品同様、異様な熱気に包まれていたそうで、「ムカデ人間」が初登場するシーンでは、あまりの衝撃にスタッフが泣き始めてしまうほどだった。「生半可な演技を見せたらダメだって思ったんです。本当に、魂削ってじゃないですけど」という態度で臨んだ北村も、「(ロケ地の)オランダって普通に羊とかが群れで歩いているんですけど、それがすごく怖くなっちゃって。時々いる黒い羊を『これは悪魔の羊じゃないか』とか思いこんだり」というほど精神的に追い込まれたという。ハイター医師役のディーター・ラーザーとの間にも、一定の緊張感を保ち、「仲良くやったらできないなってわかっていた」という北村の言葉通り、撮影中はほとんど言葉を交わすことはなかった。アメリカ公開時に再会したときは、彼のあまりのフレンドリーさに驚いたそうだ。

 また、本作のヒットを受け、アメリカ各地のホラー映画ファン向けのイベントに数多く参加。映画『マチェーテ』のダニー・トレホや『ゾンビ』のジョージ・A・ロメロ監督と机を並べ、ファンに自分のサインを売ることもあるという北村は「僕のサインを20ドルで買ってくれて、宝物みたいに扱ってくれるんです。ホラー映画のアイコン的存在になっているっていうのが、信じられない。本当に、やってよかったなって思います」と語り、ファンを通して人気を実感しているようだ。一方、空前のブームとなっただけに、いくつか出演オファーも舞い込んでいるそうだが、「エージェントに、次の作品で『ムカデ人間』以下のことやったら、キャリアが終わるといわれているから、ちゃんと選んでやっていかないといけない。だから、オファーもあるんですけど、結構断っていますね」と成功に浮かれることなく、しっかりと俳優としてのこれからを見据えていることも明かした。

 自分の個性を認めさせ「小さい映画でもいいので、ちゃんと、いい役を演じ続けることができたらいいなって思ってるんです」と語り、たとえハリウッドの大作であっても、「日本人だから」という理由で用意された役には興味がないことを明かした北村。日本のクリエイターと共に、日本産の作品で世界と勝負したいという思いも強いようで「ハリウッドにへいこらするんじゃなくて、なめるなよ! って気持ちで、今はそういう仲間を見つけたいって思うんです」と熱く展望を語る彼の世界への挑戦は、これからが本番だ。(編集部・入倉功一)

映画『ムカデ人間』は7月2日よりシネクイントにて公開

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