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奥田瑛二監督の監督魂がさく裂!高良健吾主演、自作のテレビドラマが劇場上映され感無量!

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高良健吾(右)が出演中のNHKドラマ「おひさま」にハマり中であることも告白する奥田瑛二監督(左)
高良健吾(右)が出演中のNHKドラマ「おひさま」にハマり中であることも告白する奥田瑛二監督(左)

 25日、WOWOWで放映された異色の警察ドラマ「ビート」のDVD発売を記念して、新宿K's cinema(ケイズシネマ)で期間限定上映される同作の初日舞台あいさつに登壇した監督・出演の奥田瑛二が、出演者の高良健吾と共に充実した撮影を振り返った。

高良健吾主演映画『軽蔑』写真ギャラリー

 本作はテレビドラマとして撮影され、当初劇場公開の予定はなかっただけに、奥田は「まさかスクリーンでかかるとは。テレビドラマなのであきらめて撮っていました」と満足そうにコメントする。ドラマの監督をするにあたっても、映画監督としての気持ちを持っていたことを明かし、「劇場で映ってもそん色がない作品を撮るぞ、という根性を持って臨みました。キャスティングも映画で通用するキャストしかお願いしていません」と意気込みを明かした。

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 一方、出演した高良も「(撮影前に)お会いしたとき、奥田さんは『テレビドラマじゃなく映画っぽく撮る』と言われていた。僕は今ドラマに出ているのですが、『ビート』は本当に映画っぽい現場でした」と奥田の映画魂に触れた感想を語った。それを受けた奥田は、高良が現在出演中のNHK連続ドラマ「おひさま」に触れ、「面白いよな、あれ。(登場する仲良し3人組の女学生)あの同級生にハマっちゃってさ」と夢中になっていることを明かすと、高良は「見ているんですか? 緊張しますね」と照れくさそうだった。

 そしてテレビドラマと映画の違いについて聞かれた奥田は、「昨今はアメリカの映画も日本の映画も『シャキーン、ピーン、パーン』というのが多い。それをほんのちょっとだけ『パキン、パキン』っていうのをやってみようと思って僕なりにチャレンジしたわけです」と独特の言い回しで説明。さらに「こっちが映画、こっちがテレビというのはあったが、片足を突っ込んでみて、自分さえしっかりしてればどちらにもちゃんと立てるという確認ができました。その中で奥田イズムを出せばいいですから」と充実した撮影だったことを振り返った。

 「ビート」は捜査中の内部情報を流出させてしまった長男を守るため、警部補の島崎(奥田)は組織を裏切ることを決意する。ところが内部情報を入手した男が何者かに殺され、その容疑者として不良の次男(高良)の名前が挙がったことから、島崎は真相を知るために捜査を開始する。(肥沼和之)

ドラマ「ビート」は6月25日~7月1日まで新宿ケイズシネマで公開、DVD(税込み6,090円)は9月21日発売

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