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吉高由里子がマイペースキャラ全開!話の着地点を見失い「頭がいい子に見えるようにまとめてください」

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途中で頭がこんがらがっちゃった!? キュートなはにかみ笑顔の吉高由里子
途中で頭がこんがらがっちゃった!? キュートなはにかみ笑顔の吉高由里子

 日本・韓国・タイを代表する映画監督が参加し、第15回釜山国際映画祭でクロージングを飾ったオムニバス映画『カメリア』の記者会見が10日に都内で行われ、『Kamome』でメガホンを取った行定勲監督と共に登場した主演女優の吉高由里子が、マイペースキャラを全開にして作品のPRを行った。

 韓国で5日間かけて行われたという本作の撮影。時期が冬だったため、吉高は寒さに苦しんだそうだが「寒い時期に撮影する場合、日本ではスタッフがストーブを持ってきてくださる。けれど韓国人スタッフの方は体であっためてくれました。抱きしめてくれて、『あったかーい!』って思いました」と、言葉の通じない現地スタッフとコミュニケーションを楽しんだことを明かした。また、今回初タッグを組んだ行定監督ついては「放し飼いにする方。魚に例えたら水槽の枠じゃなくて、鯉のぼりのように放し飼いにして、遠くから風を送ってくれる、でも実は見えないピアノ線でつかんでいるような」と、独特の言い回しでその印象を語った。

 そして主演を務めた『Kamome』の作風を「水や風のように、つかんでも手のひらをすり抜けていくような作品。触れられても形が見えないということは、人の気持ちと同じなんだろうな」と作品の持つ繊細な世界観をしみじみ語るも、途中で頭がこんがらがってしまった様子。「何となくしゃべっていたら着地点が見えなくなってしまいました。(記者たちに)皆さんはプロでしょうから、吉高さんが頭のいい子に見えるようにまとめてください」と発言して笑わせ、マイペースぶりを見せつけた。

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 そんな吉高だが、撮影現場では注目若手女優らしい存在感を存分に発揮したことが行定監督より明かされる。「本当に滞在期間が短くて、撮影してすぐに帰ったのですが、(『Kamome』に出演した韓国人俳優の)ソル・ギョングが『由里子がいたところに、ポッカリと穴が開いたようだ』と言っていた。彼女をキャスティングできてよかったし、彼女じゃなかったら違う映画になっていたと思うと、ゾッとします」と最大級の褒め言葉を送り、それに対し吉高は満面の笑顔で感謝を表していた。

 『カメリア』は韓国・釜山を舞台に、3人の監督が思い思いの愛の形を描いたオムニバス作品。行定監督の『Kamome』のほか、タイのウィシット・サーサナティヤン監督の『IRON PUSSY』、韓国のチャン・ジュヌァン監督の『LOVE FOR SALE』の3話で構成されている。『Kamome』は靴を履かずに街を漂う日本人女性(吉高)を見かけた韓国人カメラマンが、時を忘れて釜山の夜を歩き回るうちに、次第に恋に落ちていくファンタジー。(肥沼和之)

映画『カメリア』は10月22日より新宿バルト9ほか全国公開

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