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モントリオール世界映画祭で日本作品がダブル受賞!『わが母の記』『アントキノイノチ』

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『わが母の記』(上)、『アントキノイノチ』(下)より
『わが母の記』(上)、『アントキノイノチ』(下)より - (C) 2012「わが母の記」製作委員会(上)、(C) 2011映画「アントキノイノチ」製作委員会(下)

 28日までカナダ・モントリオールで開催されていた第35回モントリオール世界映画祭で、映画『わが母の記』が審査員特別グランプリ、映画『アントキノイノチ』がイノベーションアワードを受賞した。日本から出品された作品のうち、2作品で賞を受賞するという快挙となった。

映画『わが母の記』場面写真

 モントリオール世界映画祭は、カンヌ・ベネチア・ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ北米最大規模の映画祭で、日本との縁も深い。昨年は映画『悪人』で深津絵里が主演女優賞を受賞し、2009年は松たか子浅野忠信共演作『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』でメガホンを取った根岸吉太郎監督が監督賞を受賞した。また、アカデミー賞で外国語映画賞を見事受賞した『おくりびと』も、本映画祭でグランプリに輝いている。

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 そして今年、8月18日から28日まで開催されたモントリオール世界映画祭で、役所広司樹木希林宮崎あおいが出演する『わが母の記』(原田眞人監督)と、岡田将生榮倉奈々出演の『アントキノイノチ』(瀬々敬久監督)はワールド・コンペティション部門に出品され、『わが母の記』が審査員特別グランプリ、『アントキノイノチ』は革新的で質の高い作品に与えられるイノベーションアワードを受賞。見事日本の2作品がダブル受賞を果たした。

 今回の受賞ではずみを付けて日本公開を待つばかりの両作品。多くの人が劇場に足を運ぶきっかけとなりそうだ。(編集部・小松芙未)

映画『わが母の記』は2012年公開
映画『アントキノイノチ』は11月19日全国公開

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