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早くもアカデミー賞候補作!?『ザ・ヘルプ』が『インセプション』以来の3週連続ナンバーワン! -9月5日版【全米ボックスオフィス考】

早くもアカデミー賞候補作!?『ザ・ヘルプ』が『インセプション』以来の3週連続ナンバーワン! -9月5日版
3週連続のトップに君臨! -映画『ザ・ヘルプ(原題)/The Help』のプレミアに出席した出演者のエマ・ストーン - Frazer Harrison / Getty Images

 レイバー・デー(勤労感謝の日)で3連休となったボックスオフィスでは、新作が3本が上位にランクインしたものの映画『ザ・ヘルプ(原題) / The Help』が3週連続でガッチリと首位を守り、今週末は1,461万ドル(約11億6,880万円)の収益を上げて3週連続全米トップとなった。この快挙は、昨年の映画『インセプション』以来である。(1ドル80円計算)

 ベストセラー小説を基にした『ザ・ヘルプ(原題) / The Help』は、公開から27日ですでに1億2,340万ドル(約98億7,200万円)をたたき出し、9月に入ってからは早くもアカデミー賞候補とのうわさもささやかれ始めており、近年で最も成功したドラマ系映画の1作として意気盛んである。

 第2位は、初登場の映画『ザ・デット(原題) / The Debt』で992万ドル(約7億9,360万円)の収益。ヘレン・ミレン出演の本作は、1,826館・推定1,900スクリーンで封切られた作品にしては大健闘の成績である。配給フォーカス・フィーチャーズが週末に行った観客調査によると、本作を観に来ていたのはほぼ男女半々の割合で、70パーセントの観客が40歳以上という非常にマレな年齢層を示し、さすが名女優ヘレンの作品であると周囲をうならせている。

 第3位も初登場の新作映画『アポロ18(原題) / Apollo 18』で870万ドル(約6億9,600万円)の収益。3,328館というトップ5作品の中では、一番多くの上映館数で上映されたにもかかわらず気の抜けたスタートとなった。宇宙版映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と比較がされている本作だが、売り上げは雲泥の差となってしまった。

 今週初登場の新作3本目は、第4位にランクインした映画『シャーク・ナイト3D(原題) / Shark Night 3D』の839万ドル(約6億7,120万円)。ルイジアナ州の湖に人食いサメが現われて、遊びに来ていた人たちを次々に血祭りに上げていくというどこかで聞いたようなストーリーだが、映画『ピラニア3D』系のB級ゲテモノホラーのファンにはたまらない1作である。配給会社の調査によれば観に来ていた観客の52パーセントが女性、57パーセントが25歳以下という統計が出ている。

 5週連続上位入り、そして今週もたった10.9パーセントという封切り5週目の映画にしては微々たる下降率で、790万ドル(約6億3,200万円)の収益を上げた映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』がトップ5最後を飾った。2001年に公開された映画『PLANET OF THE APES 猿の惑星』の総合興行収入にあとちょっとというところまできている本作は、すでに続編の話が活発化してきており、今から展開が楽しみである。

 来週のランキング予想に移るが、上位入りしそうな作品が2本。まず、上位初登場間違いなしなのがパニック映画『コンテイジョン(原題) / Contagion』。1995年に公開された映画『アウトブレイク』をほうふつさせる本作は、最近ごぶさただったスティーヴン・ソダーバーグ監督作品でキャストも超豪華。マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、グウィネス・パルトロー、マリオン・コティヤールとまさに夢の競演だ。少々懸念されるのが、この作品に対するPRが非常にマイナーな点である。マクドナルドのハッピーセットのおまけになるような題材ではないが、テレビのCMはかなり少なく、パッと見だと誰が出ているのかも何の話なのかもよく伝わっていないように見受けられる。これだけの大スターたちが勢ぞろいしているパニック映画、そうそうあるものではないのでぜひ注目したい作品だ。

 2本目の話題作は映画『ウォーリアー(原題) / Warrior』。タイトルのとおり格闘技映画。映画『白い刻印』のニック・ノルティが主役兄弟の父親で出演し、そのほかのキャストはほとんど日本では無名。最終的には兄弟同士が格闘技選手権で対戦することになるという筋書きだ。すごい勢いでCMが流れており、随分PRに力を注いでいるようである。ストーリーから判断するに、去年大ヒットしたマーク・ウォールバーグ主演映画『ザ・ファイター』の栄光にあやかろうとしているような部分もあり、果たして本作にアカデミー賞ノミネート作品と比較されるに値するほどの実力があるかは疑問である。(文・ロス取材:明美・トスト/Akemi Tosto)


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