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WWEのスターのトリプルHこと、ポール・マイケル・レヴェックを主演映画で直撃!日本のレスラー、猪木、馬場とも戦ってみたかった?

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トリプルHことポール・マイケル・レヴェック
トリプルHことポール・マイケル・レヴェック

 アメリカのプロレスの団体であるWWEのスター、トリプルHこと、ポール・マイケル・レヴェックが、新作映画『インサイド・アウト(原題) / Inside Out』について語った。

 同作は、友人ジャックを殺害しようとした男を殺してしまい刑務所に入っていたAJ(ポール・マイケル・レヴェック)は、13年ぶりに出所して普通の暮らしを始めようとするが、再びジャック(マイケル・ラパポート)と再会したことでトラブルに巻き込まれ、一大決心をしなければいけない状況に追い込まれていくというアクション/ドラマ作品。

 映画の出演やレスリングの試合をする上で、精神的、あるいは肉体的な準備の違いについて、ポールは「映画のセットでは、7万人近くのファンが最初のテイクを観ていることはないよ(笑)! それに映画は、レスリングと違って何度か撮り直しができ、そこがハリウッド界と我々のプロレス界の大きな違いだ。それとペースも違っていて、WWEはライブだから失敗しても、失敗は失敗として次から次へと進んでいくが、この映画ではマイケル・ラパポートと、(監督が納得いくまで)何度かゆっくりと撮り直しをしたよ! ただマイケルがすごいのは、同じシーンの撮り直しでも、毎回違った演技を表現できることだった」と答え、さらに格闘シーンは、レスリングのテンションと似ていることもつけ加えた。

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 名優ブルース・ダーン、マイケル・ラパポート、そしてパーカー・ポージーら演技派との共演について「彼らの前で演技をすると、僕がオスカー俳優になりたいという妄想をすることはないよ(笑)! これらの俳優たちと共演すると、自然に無駄なもの(台詞や演技)が省かれていくんだ。パーカー・ポージーとは共演したことがあって、並外れた仕事ぶりですごく才能があるよ。ブルースは伝説だよ! 彼と時間を過ごした中で覚えているのは、撮影中のショットとショットの間で、ジョン・ウェインとの共演について話してくれたことだった。長い人生を経験した人からは、多くのことが学べる」と違った世界で活躍している人たちから得るものが多かったようだ。

 これまで主にアメリカのレスラーと戦ってきたポールだが、日本のレスラーの中で戦ってみたかったレスラーはいたのかとの質問には「たくさんいるよ! 特に日本の70~80年代のプロレスラーが好きで、その中でも猪木、馬場は大好きだ。近年では武藤敬司が良かった。“日本マット界の至宝”と言われた武藤とは是非戦ってみたかったね。アメリカなら、60年代に活躍していたレスラー、バディ・ロジャースとは、当時に戻って夢のような対決をしてみたいね」と日本のプロレス界にも興味を示しているようだ。

 ポールにとっては、ニューオーリンズの撮影は相当暑かったようで、40度以上記録した日にも撮影を行っていたようだ。映画は、ポール・マイケル・レヴェックの格闘シーンだけでなく、マイケル・ラパポートとの掛け合いも魅力的な作品に仕上がっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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