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ファミリー・アニメ映画『長ぐつをはいたネコ』が余裕で2週連続ナンバーワン! -11月7日版【全米ボックスオフィス考】

ファミリー・アニメ映画『長ぐつをはいたネコ』が余裕で2週連続ナンバーワン! -11月7日版
「なあ猫ちゃん、3パーセントの下落率は、本当にすごいんだぜ!」 -日本では3月17日に公開される映画『長ぐつをはいたネコ』の“キャット・プレミア”にて、猫にしゃべりかける、声を担当したアントニオ・バンデラス - PUSS IN BOOTS (R) and (C) 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

 先週と比較してたったの3パーセント収益減という絶好調なドリームワークス製作のファミリー・アニメ映画『長ぐつをはいたネコ』が、3,305万ドル(約26億4,400万円)をたたき出して2週連続で全米映画第1位に輝いた。(1ドル80円計算)

 ちなみに前週と比較して3パーセントという降下率は、歴代ボックスオフィスの記録を見ても祝祭日以外の大型封切り作品においては歴代最低のパーセンテージで、まさに快挙である。これは同作品が封切られた先週末がハロウィーンだったことや東海岸での悪天候の影響で映画館への客足が少なかったことから、そのぶん今週末に客足が伸びたと解釈することもできるが、『長ぐつをはいたネコ』に対する映画批評サイトの平均評価がA- とすこぶるいいことからこの結果につながったとも考えられる。

 今週初登場第2位でデビューしたのは、コメディー映画『タワー・ハイスト(原題) / Tower Heist』で2,403万ドル(約19億2,240万円)。「お笑いキングのエディ・マーフィ帰還!」「今年最高のコメディー!」などと銘打たれ、ベン・スティラーと共演で華々しく封切られた映画だったが、結果はご覧の通り。3,367館で上映されたにもかかわらずこの興収というのが痛い。エディは先日、来年のアカデミー賞授賞式の栄えある司会者という大役を任されたばかり。この映画の売れ行きが彼の司会者としての評価に影響するというものでもないが、エディの客寄せパワーは全盛期時代よりも下だという事実が改めて露見した形となった。視聴率が命のアカデミー賞の次期司会者にとって、決してプラスとはいえないであろう。

 ちなみに、配給会社ユニバーサル・ピクチャーズの観客調査によると、週末にこの映画を観に来ていた56パーセントが女性客、そして62パーセントが30歳以上の観客であったことが発表されている。

 初登場でトップを逃した今週2本目の作品は、第3位のコメディー映画『ア・ベリー・ハロルド&クマー 3Dクリスマス(原題) / A Very Harold & Kumar 3D Christmas』で1,295万ドル(約10億3,600万円)。2,875館で公開されたシリーズ3作目は、前作『ハロルド&クマー・エスケープ・フロム・グアンタナモ・ベイ(原題) / Harold and Kumar Escape from Guantanamo Bay』のデビュー週末収益1,491万ドル(約11億9,280万円)に劣っている。しかし、3D映画の観点から見てみると全体収益の何と95パーセントが2,550スクリーンの3D上映からによるもので、これはつい先日3Dで再公開されたディズニー・アニメ映画『ライオンキング/ディズニーデジタル3D』の3D収益92パーセントを上回るもので、非常に興味深い。

 第4位は、2ランクダウンの映画『パラノーマル・アクティビティ3』で833万ドル(約6億6,640万円)。54.1パーセントの収益減となっている。しかしながら本作はすでに9,511万ドル(約76億880万円)をたたき出しており、今週中には収益1億ドル(約80億円)の大台に乗ると予想されている。

 そして第5位も2ランクダウンとなったジャスティン・ティンバーレイク主演のSFスリラー『TIME/タイム』で、748万ドル(約5億9,840万円)の収益となっている。

 さて次回のボックスオフィスだが、今週末には、ネコちゃんの3週連続王座を脅かす強敵が数本待ち構えている。

 まずライバル1本目は、次期スーパーマンに抜てきされハリウッドで話題騒然中のヘンリー・カヴィルが主人公となるギリシア神話のテセウス、そしてミッキー・ロークがテセウスに対抗する王ハイペリオンを演じるアクション・ファンタジー映画『インモータルズ -神々の戦い-』である。ジェニファー・ロペス主演の映画『ザ・セル』で、ビビッドな映像が話題になったインド出身の監督ターセム・シンが本作のメガホンを取っており、映画『300 <スリーハンドレッド>』の製作スタッフが脇を固めるという映画ファンにとっては見逃せない作品である。

 次週ランキングで上位を狙う2本目の新作は、クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演の伝記ドラマ映画『J・エドガー』。FBI初代長官を務め、死してなお話題に事欠かないジョン・エドガー・フーバーのキャリアと私生活の表と裏を描いた作品。レオが迫真の演技でフーバーを演じており次期アカデミー賞狙いとのうわさも高い。

 そして3本目は、毎度おなじみアダム・サンドラー主演のコメディー映画『ジャック&ジル(原題) / Jack & Jill』。何と今回は、アダムが一人二役を演じるという聞いただけで食傷気味になる映画である。最近、徐々に人気が下降線をたどっているアダムだが、コメディー大好きのアメリカ映画ファンがこの作品にどう反応するか……。(文・ロス取材:明美・トスト/Akemi Tosto)


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