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『アメリ』ジャン=ピエール・ジュネ監督、次回作は12歳の天才地図製作者の物語を映画化

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『アメリ』ジャン=ピエール・ジュネ監督
『アメリ』ジャン=ピエール・ジュネ監督 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督が、長年共同で脚本を執筆しているギョーム・ローランと再びタッグを組み、アメリカの作家ライフ・ラーセンが書いた小説「T・S・スピヴェット君」(原題「The Selected Works Of T.S.Spivet」)を映画化することになったと伝えられた。

 原作は、モンタナに住む12歳の天才地図製作者の不可思議な冒険を描いたアドベンチャー小説。ある日、スミソニアン博物館から彼の元に、応募した覚えのない賞を受賞した知らせが届く。疑念を抱くものの、彼は貨物列車に飛び乗り東部を目指す。彼が奇妙な出来事を体験し、葛藤し悩みながら成長していく物語が、著者自身の手によるイラストや図表を交えて語られる。

 ジュネ監督とローランは、『アメリ』『ロング・エンゲージメント』『ミックマック』などで脚本を共同執筆している。ウェブサイトDeadline.comによれば、本作は、1997年の映画『エイリアン4』以来の英語での作品となる。

 フランスの大手製作会社ゴーモンが製作を手がけ、撮影は来年春にカナダで開始予定、公開は2013年後半を想定しているとのことだ。キャスティングは未定。(鯨岡孝子)

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