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パンクブーブー、M-1に続き、THE MANZAI 2011でもチャンピオン!2冠達成でやっと移動のときはグリーン車に格上げに

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優勝したパンクブーブー「1,000万円よりレギュラー番組がほしかった」
優勝したパンクブーブー「1,000万円よりレギュラー番組がほしかった」

 17日、フジテレビ系列にて生放送された「THE MANZAI 2011」決勝戦で見事チャンピオンとなったパンクブーブーが司会のナインティナインと共に、本番収録直後に報道陣の取材に応じ、喜びのコメントを寄せた。

 この日、「今年、日本一おもしろい漫才師」の称号をかけて争った漫才師たちの中で、決勝の「ファイナルラウンド」に進出したのは、ナイツ、Hi-Hi、パンクブーブー、千鳥の4組。その中からチャンピオンに決定したのが、「新聞の勧誘」ネタを披露したパンクブーブーの二人だ。優勝が決まった瞬間、パンクブーブー佐藤哲夫の目からは涙がうっすらと浮かび、「すみません、今は何にもボケが思いつかなくて」と感無量の表情を見せると、審査員として参加した西川きよしも「男同士のコンビの愛情を本当に感じました」とこちらも涙を浮かべていた。

 優勝商品は、フジテレビのレギュラー番組(新番組)、そして副賞として、「笑っていいとも!」「めちゃ×2イケてるッ!」「ネプリーグ」「めざましテレビ」「人志松本の○○な話」「はねるのトびら」「ピカルの定理」「ウチくる!?」ほかフジテレビ系の人気バラエティー番組の出演などが続々と決定している。さっそく「二人がやりたい新番組は?」と聞かれた黒瀬は「漫才師なので、漫才をやりたいですね」とコメントしたものの、やりたいことが次々と思いついたようで、「モデルさんと食べ歩きロケとか、志村さんと地方に行ったりとか。とにかくロケが好きなんですよ。たくさんの芸人とコント番組をやるとか、漫才番組をやるとか。ネタ番組もないですしね」と夢が膨らんでいる様子。さらに副賞として、日清のどん兵衛きつねうどん・天ぷらそば10年分が送られることとなっており、「ルミネの楽屋に置いて後輩たちに食べてもらいます」と付け加えた。

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 M-1王者として知られるパンクブーブーの二人は、THE MANZAI 2011の優勝により、2冠となった。黒瀬が「正直、M-1をとった後も露出があまり伸びなくて悩んでいましたけど、(2冠をとったことで)フジテレビさんに恥をかかさないようにこれから頑張らないと」と決意を語ると、「さっき、よしもとの社員さんから、これから移動のときはグリーン車に変えるから」と言われたことを明かす。これまでM-1グランプリで優勝を果たしながらもグリーン車に変わらなかったのは彼らだけだったそうで、ナインティナイン岡村も「(優勝するということは)それくらい夢がないとな」と彼らをねぎらった。さらに「(M-1賞金の)1,000万円とレギュラー番組、どちらが欲しい?」と質問された黒瀬は「正直言うとレギュラー番組ですね。夢だったんです。ゲストだと一発勝負ですけど、レギュラーなら、ちょっと失敗しても次で立て直せるじゃないですか」と笑顔になった。

 さらに本日の激戦を振り返った黒瀬は「(今日、勢いがあった)HiHIさんなんて絶対優勝すると思った。ナイツも面白かったし、千鳥も(ファーストラウンドのネタと)かぶせて楽しかったし」と切り出すと、佐藤も「でも僕らも面白かった。どこが優勝してもおかしくなかった」と付け加えた。そんな二人を見た岡村も「決勝でえぐいくらいにウケているのを観ていたらすごかったですね。みんな本当にかっこよかった。HiHiにはネタの最中に『(下積み生活の)お前の18年をぶつけてこいよ』という名せりふも飛び出したし。これ、もともとネタに入っていた(セリフな)のかなと思って、さっきHiHiに聞いてみたらとっさに出たんですって。それくらい熱い大会だったと思います」と大会を総括。大盛り上がりのうちに、お笑いの祭典は幕を閉じた。(取材・文:壬生智裕)

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