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前田敦子、芥川賞受賞作『苦役列車』古本屋店員役でヒロインに!森山未來、高良健吾と共演決定!

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古本屋店員姿のあっちゃん!昭和の香りがします!
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 AKB48の前田敦子が、第144回芥川賞受賞作を映画化する『苦役列車』でヒロインを務めることがわかった。森山未來が、映画『モテキ』に続き、だめ男の主人公・北町貫多役で主演する本作には、友人のいなかった貫多が友情めいた感情を抱いていくことになる専門学校生・日下部正二役で高良健吾も出演。前田は、原作にはない古本屋店員・桜井康子を演じ、主人公にひそかに思いを寄せられることになる。

 本作でメガホンを取るのは、妻夫木聡松山ケンイチの共演が話題を呼んだ映画『マイ・バック・ページ』でメガホンを取った山下敦弘監督。「わたしはいつも『好きな監督は誰?』って聞かれると、1番に『山下監督です!!』って答えていたぐらい、大ファンだったんです」と明かす前田。11月25日にクランクインした本作は、年内のクランクアップを目指して、現在撮影の真っ最中。「今年はいろんな作品をやらせていただいたので、もう演技のお仕事はないと思っていたんです。まさか、(今年)最後にこんなにやりたいものが舞い込んでくるなんて……。すぐに、やらせて、やらせてってお願いしちゃいました。本当に、幸せなお仕事です!」と出演決定への喜びを語っている。

 第144回芥川賞授賞式で、「(一報を受けたとき、)そろそろ風俗に行こうかなと思っていた」と発言し話題となった西村賢太原作の本作。“中卒”の異色作家が放ったのは、中学を出て以来、恋愛も友情もなく、日当5,500円の港湾での日雇い労働にすがってその日暮らしを続けるさえない男が主人公の物語。山下監督は、前田への期待を「AKBの中でもナゾな部分がある子というところが、何か未知なるものが生まれるのではと興味がわいて、起用させていただきました。森山くんら共演者とも女優前田敦子としての挑戦になるんじゃないかと思っています」と語っている。原作にはないヒロイン役で、しかも主人公の貫多を拒絶するという前田の役どころ。監督の言うとおり、これが「女優前田敦子としての挑戦」となるのであれば、本作での前田の演技にも注目したいところだ。(編集部・島村幸恵)

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