トップ3がすべて続編もの!今週末もちょっと寂しいボックスオフィス、『シャーロック・ホームズ』の続編が第1位! -12月19日版

全米ボックスオフィス考

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「えっと……初登場でトップだそうです!」「まてよ……ただ、前作よりは勢いがないらしいな……」 -映画『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』より - (C) 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

 いよいよクリスマスまであと1週間足らずとなったが、今週末のボックスオフィスは先週に比べると寒さが和らいだものの、初登場第1位となった新作映画『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』の売り上げが前作と比べてかなり減少したという状況で、関係者たちは手放しでは喜べない結果となっている。

今週第1位の映画『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』場面写真

 映画『シャーロック・ホームズ』シリーズ第2弾となるこの新作は、週末3,964万ドル(約31億7,120万円)をたたき出し全米トップを獲得したものの、前作の映画『シャーロック・ホームズ』のデビュー週末興収が6,230万ドル(約49億8,400万円)だったことを考えると、これからのシリーズ存続が脅かされるほどの落差となっている。業界内では、『シャーロック・ホームズ』新作の予告編が前作と何ら変わりない映画のように見えて、似たり寄ったりの内容という印象しか受けず、映画ファンの興味を引くことに失敗したのではないかといわれている。(1ドル80円計算)

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 配給ワーナー・ブラザーズの調査によると、映画を観に来ていた59パーセントが男性客、全体の50パーセントが35歳以下の観客であったことが発表された。

 今週は第2位もシリーズもので、初登場のファミリー映画『アルビン・アンド・ザ・チップマンクス:チップレックト(原題) / Alvin and the Chipmunks: Chipwrecked』で2,324万ドル(約18億5,920万円)。映画『アルビン/歌うシマリス3兄弟』から数えてシリーズ3作目となる新作も、前出の『シャーロック・ホームズ』シリーズと同様に、シリーズ2作目の映画『アルビン2 シマリス3兄弟(しまっピーズ) vs. 3姉妹(しまペッツ)』のデビュー週末4,888万ドル(約39億1,040万円)と比べるとおよそ50パーセント以上の収益減となっている。アメリカの著名映画ファンサイトの平均スコアもB+と奮わず、こちらもシリーズの存続に影を落としている。

 今週第3位は、こちらも続編ものでトム・クルーズ主演映画『ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル』のIMAX限定公開版で1,279万ドル(約10億2,320万円)。一般公開は今週末からで、IMAX版のみが先行公開となった同作品は、アメリカで425館という小規模の公開にもかかわらず上位3位に食い込むという離れワザを見せた。シリーズそのものの魅力もさることながら、IMAX限定公開版では来夏期待の超大作映画『ダークナイト ライジング』のおよそ6分に及ぶ予告編が公開され、高額な入場料を払ってでも映画ファンがIMAXシアターに足を運んだと思われる。ちなみに『ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル』は、過去全米600館以下における限定公開の歴史において、映画『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』の週末デビュー収益を追い抜き、新たな歴代ナンバーワンの作品となっており、水曜日から全米一般公開となるため今週末の興収に大きな変化が出るものと考えられ注目が集まる。

 第4位は先週第1位から3ランクもダウンしてしまった映画『ニューイヤーズ・イブ』で731万ドル(約5億8,480万円)。43.8パーセントも収益ダウンしてしまったが、封切り後10日間の総合収益は2,472万ドル(約19億7,760万円)となっている。

 第5位も先週から3ランク落下の映画『ザ・シッター(原題) / The Sitter』で461万ドル(約3億6,880万円)。こちらは53.2パーセントの落下率と、公開2週目にして早くもガス欠状態だ。

 さて、いよいよクリスマスの今週末は話題性の高い新作たちがバトル開始を待っている。まずはスティーヴン・スピルバーグ監督作品が2本。ファミリー映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』と映画『戦火の馬』である。『戦火の馬』は戦争の描写がかなりキツく子どもには向かないシーンも多いため、ファミリー映画とは言い難いものの、現地では水曜からの公開となる『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』は大人も子どもも関係なく楽しめる作品となっており、ファミリー映画のかき入れどきでもあるこのシーズンに果たしてどれだけの収益をたたき出せるか、次回のランキングが楽しみである。

 続いては、ダニエル・クレイグ主演、デヴィッド・フィンチャー監督待望の映画『ドラゴン・タトゥーの女』が、今週いよいよ公開。スウェーデン作家のベストセラー推理小説を基に映画化されたスウェーデン映画のリメイク版で、こちらには大人の映画ファンたちがこぞってシアターに押し掛けそうな気配である。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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