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『スター・トレック』のクリス・パイン 億単位の委託手数料未払いで元エージェントから訴えられる

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示談で済ませるか?法廷で戦うか? - クリス・パイン
示談で済ませるか?法廷で戦うか? - クリス・パイン - Kevin Winter / Getty Images

 映画『スター・トレック』のクリス・パインが、ブレイクする前に9年間契約していた元エージェントたちから訴えられている。

クリス・パイン主演映画『スター・トレック』写真ギャラリー

訴状によると、クリスはSDBパートナーズを通じて映画『スター・トレック』やそのほかの仕事を獲得したのに、委託手数料である10%を支払わなかったという。エージェント側は何度も支払いを求めたが、クリスはメールでSDBパートナーズとの契約を切ると一方的に連絡をしてきたとのこと。

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ハリウッド・レポーターによると、エージェント側は数億円にのぼる委託手数料の支払いを求めているだけでなく、ブレイクするきっかけを作ったのだから、今後の映画の出演料に対しても手数料をもらう権利があると主張しているとのこと。彼らによると、クリス・パインのキャリアは自分たちが苦労して築き上げたものだと考えているらしい。

訴状には、彼らが解雇されてからクリスが出演した映画のギャラが参考までに記載されている。それによると、クリスは、デンゼル・ワシントンとの映画『アンストッパブル』で300万ドル(約2億2,800万円)、リース・ウィザースプーンとのロマンティック・コメディ映画『Black & White / ブラック&ホワイト』で500万ドル(約3億8,000万円)を稼いだとのこと。また、トム・クランシー原作のジャック・ライアン・シリーズでは、1本目のギャラは400万ドル(約3億400万円)、2本目は800万ドル(約6億800万円)、3本目は1,200万ドル(約9億1,200万円)をもらうことになっているという。

エージェントを解雇した後にもめるセレブは多いが、大体のケースでは示談で済むことが多い。今回の訴訟でも、エージェント側は将来的なクリスのギャラにまで手が出せるとは現実には考えておらず、示談の額を吊り上げるための作戦だと思われる。(澤田理沙)

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