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ヒップホップ業界を揺るがしたトゥパック・シャクール襲撃事件、犯人が犯行を告白!

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ヒップホップ東西抗争の犠牲者、トゥパック・シャクール
ヒップホップ東西抗争の犠牲者、トゥパック・シャクール - Ron Galella / WireImage / Getty Images

 1996年に銃弾を4発被弾して亡くなった伝説のラッパー、トゥパック・シャクールを襲った1994年の強盗事件で、これまで関与を否定してきたジミー・ヘンチマン(本名ジェームズ・ロズモンド)が、首謀者であることを名乗り出たことが、ヴィレッジ・ヴォイス誌によって明らかになった。

 この1994年の強盗事件は、トゥパック・シャクールが何者かに襲われて5発の銃弾を受けたが一命を取りとめた事件で、当時事件現場に居合わせたノトーリアスB.I.GとP・ディディをトゥパック側が疑ったことで、その後の一連のノトーリアスB.I.Gとトゥパック・シャクールの殺害事件に繋がっていくという、後のヒップホップ業界を揺るがす発端となった事件であった。これまで、犯人の殺害動機についてさまざまな憶測が飛び交っていたが、遂に事件の真相が明らかになりそうだ。

 この事件の真相が明確になり始めてきたのは昨年の6月で、現在殺人、強盗、詐欺の罪でブルックリンの刑務所に服役しているデクスター・アイザックという名の受刑者が、当時音楽会社のマネージャーをしていたジミー・ヘンチマンが、トゥパック・シャクールをマンハッタンにあるレコーディング・スタジオの外で襲うようにと依頼し、その報酬として2,500ドルを受け取ったと告白していた。

 そしてこの度、ヴィレッジ・ヴォイス誌のチャック・フィリップス記者の記事によると、ジミー・ヘンチマンは昨年2月に歌手50セントの取り巻きの一人であったロディ・マック(本名ローウェル・フレッチャー)の殺害(嘱託殺人)で逮捕され、さらに麻薬取引でも今月の5日に有罪となったため、それらの罪状を軽くするために、これまで否定してきたトゥパック・シャクールの強盗事件を告白したと考えられている。だが、アメリカでの強盗事件は出訴期限法によりすでに時効であるため、ジミー・ヘンチマンをこの事件で訴えることはできない。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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