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オスカーを逃したブラッドリー・クーパー、最愛の父の亡き後、オスカー受賞することを切望してはいないと発言

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ブラッドリー・クーパー
ブラッドリー・クーパー

 映画『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるも、惜しくも受賞を逃したブラッドリー・クーパーが、オスカー受賞は望んではいなかったと雑誌GQのインタビューで告白している。

ブラッドリー・クーパー主演映画『世界にひとつのプレイブック』写真ギャラリー

 クーパーは2年前に父親を亡くしており、そのときの体験があまりに強烈で、その後自分の人生観を変えてしまうほどだったという。「僕は父が死ぬ瞬間を目にした。父のベッドの横で父を見つめ、父と一緒に呼吸をし、そして父の最後の呼吸を見届けたんだ」とコメントしているクーパーは、父の死に際し、死がリアルなもので手に取るように具体的なものだと感じたという。

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 また、人間の死が自分のコントロールが及ばないことを痛感したことで、物事に対してナーバスな考え方をしなくなったとのこと。「オスカー受賞は望んでいないよ。そもそも何も変えはしない。決して。僕の人生に欠落したものが、オスカーによって補われるわけではないんだ」とクーパーは語っている。

 今後、クーパーは、『世界にひとつのプレイブック』に続いてジェニファー・ローレンスと共演した映画 『セレナ(原題) / Serena』の全米公開が今年9月に予定されているほか、映画『ハングオーバー!』シリーズ3作目のポストプロダクション作業が進行中だ。また、タイトル未定のキャメロン・クロウ監督作に出演も決まっているほか、デヴィッド・O・ラッセルとも再びタッグを組むことになっている。(鯨岡孝子)

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