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ジェームズ・フランコが失われたゲイSMシーンを再現!- 第27回ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭

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質疑応答を行ったクリスチャン・パトリック
質疑応答を行ったクリスチャン・パトリック - Photo:Yukari Yamaguchi

 第27回ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭で、ジェームズ・フランコが監督、出演した映画『インテリア。レザー・バー。(原題) / Interior. Leather Bar.』が上映された。本作は、アル・パチーノ主演映画『クルージング』(ウィリアム・フリードキン監督)の失われたゲイSMシーンをモチーフにしたもの。上映後、出演のクリスチャン・パトリックが質疑応答を行った。

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 1979年の映画『クルージング』は、18歳未満鑑賞禁止の「X指定」を避けるため40分間のゲイSMシーンがカットされたといわれている。ジェームズが共同監督のトラヴィス・マシューズと案を練り、その40分を再現しようとしたのが本作。再現されたシーンとそれを撮影する様子とで構成されている。

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 クリスチャンはハードなゲイ・ボンデージをボカシなしに披露しているが、『インテリア。レザー・バー。(原題)』がポルノと一線を画すのは挑む俳優や撮るジェームズたちの葛藤まで見せているからだ。また、本作はベルリン国際映画祭やサンダンス映画祭など名だたる映画祭でも上映されてきた。クリスチャンは「ティーンエージャーの女の子がやってきて、気に入ったと言ってくれたよ(笑)」とさまざまな人々にアピールしていることを明かした。

 クリスチャンは「ジェームズは、別のセクシュアリティーがメインストリームの中にあってもいいはずだと言っていた」と作品の狙いを語り「だから、たくさんの人に見てもらえることがうれしいよ」と満足気。一方で、マシューズ監督のゲイをテーマにした他作はセクシュアルな内容のためオーストラリアで上映禁止となった。これに反意を表明しているジェームズに対しクリスチャンは「彼は戦っている。自由な表現のチャンピオンだよ」と賛辞を惜しまなかった。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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