名優ロック・ハドソンの伝記映画が制作へ!初めてエイズで亡くなったスター
映画『ジャイアンツ』『武器よさらば』の名優ロック・ハドソンを題材にした伝記映画の制作が企画されていることがわかった。Deadline.comが報じている。
これは、映画『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』のセリーヌ・ラトレイと、『月に囚われた男』のトルーディ・スタイラーの製作会社メイヴェン・ピクチャーズが、タイラー・ルゲリが執筆した脚本「ザ・メイキング・オブ・ロック・ハドソン(原題) / The Making of Rock Hudson」の映画化権を獲得し、制作しようとしている作品。
ロックは、1925年にイリノイ州のウィネトカで生まれた。幼い頃に父親が家族を見捨てて家出してしまい、つらい子ども時代を過ごしたという。高校卒業後、海軍で航空整備士としてフィリピンで従軍。帰国後、トラック運転手などのアルバイトをしながら俳優を目指していたある日スカウトされた。
そして『特攻戦闘機中隊』で映画デビュー後、次々と秀作に出演して名をはせた。彼が最も注目されたのは、1985年にエイズで亡くなったとき、同性愛者であることが公になったことだ。それまではタフガイのイメージで受け入れられていたため、世間には大きな衝撃が走った。
波瀾万丈な彼の人生は、どのように描かれていくのだろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)