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「タイムスクープハンター」テレビシリーズと劇場版の違いは?要潤と中尾浩之監督が語る

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「タイムスクープハンター」で時空ジャーナリスト沢嶋雄一にふんする要潤
「タイムスクープハンター」で時空ジャーナリスト沢嶋雄一にふんする要潤 - (c)2013 TSH Film Partners (c)NHK/P.I.C.S

 茨城県で行われているNHKの人気番組「タイムスクープハンター」シーズン5の撮影の合間に、主演の要潤中尾浩之監督が取材に応じ、テレビシリーズと8月に公開される劇場版の違いについて語った。要は同番組で、タイムワープ技術を駆使し、あらゆる時代の人々の営みを映像で記録する時空ジャーナリストの沢嶋雄一を演じている。

『劇場版 タイムスクープハンター』場面写真

 教科書に載らない“知られざる歴史”を紹介してきた「タイムスクープハンター」が今回まさかの映画化。中尾監督は「テレビと同じことをやってはお客さんも満足しない。今までテレビで描いてこなかったことを描くべきだと思った」と劇場版のポイントを解説。テレビ版の「お約束」は踏まえつつも、「(沢嶋が所属する)タイムスクープ社の裏側」「今まで単独行動だった沢嶋に相棒(夏帆)」「古橋ミナミ(杏)がタイムスクープ社を飛び出して活躍」といった数々の新機軸を打ち出した。

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 これについては要も「テレビのストーリー展開に慣れていたので、意表を突かれました」と感服した様子。「今回、タイムスクープ社の内部はこういうふうになっているのかと、改めて実感しました。僕としてはありがたい話。中尾監督なら面白いものを作ってくれると100パーセント信頼していました」と満足げな表情を見せた。

 また、同番組では基本となる台本はあるものの、ほぼリハーサルはなしで、スタッフ・キャストが現場の状況に応じてアイデアを出し合いながらスピーディーに撮影を進める。このスタイルは劇場版でも踏襲されており、撮影は全13日間という異例のスピードで行われた。

 それでもやはりテレビ版と劇場版では違いが出てくるといい、中尾監督は「テレビ版はドキュメンタリー番組を撮る要領。小さなカメラで機動性あふれる撮影を行っているんですが、映画はそういうわけにはいかない。やはり技術的な部分でカメラも大きくなるし、音もちゃんととらないといけない。そうすると機動力も落ちるので、演出的な部分で少し大変でした」と述懐。要も「劇場版で初めて、スタッフに音声さんと照明さんが付いたんです」と笑った。

 2009年の放送開始以来、五つのテレビシリーズ、そして劇場版へと進化を遂げた「タイムスクープハンター」。中尾監督と共に沢嶋という役柄を作り上げてきた要は「おじいさんになってもやりたい役。まさにライフワークともいえる作品です」と作品への愛着を明かしていた。(取材・文:壬生智裕)

劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』は8月31日より全国公開
「タイムスクープハンター」シーズン5はNHK総合 毎週土曜午後11時30分から放送中

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