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映画タイトルで大モメ…ワーナーとワインスタインが衝突!

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『ザ・バトラー(原題)』のメガホンを取ったリー・ダニエルズ監督
『ザ・バトラー(原題)』のメガホンを取ったリー・ダニエルズ監督 - Steve Exum / Getty Images

 新作映画『ザ・バトラー(原題)/ The Butler』のタイトルをめぐって、同作を手掛けたワインスタイン・カンパニーと、米ワーナー・ブラザーズが争っていることがわかった。

リー・ダニエルズ監督『ペーパーボーイ 真夏の引力』写真ギャラリー

 Deadline.comによると、ワーナーが1916年に手掛けた短編映画が、ワイスタイン・カンパニーによる本作のタイトルと同名であるため、タイトルの権利を主張、仲裁人がこれを認めたという。

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 一方、ワイスタイン・カンパニーは本作の全米公開が8月16日と差し迫った中で、突然のワーナーの変更要求に戸惑っているようで、弁護士を通して声明を発表。本作とワーナーによる短編映画は1世紀も間隔が空いており、作品が混同される恐れは全くないとし、同名タイトルで続行することを要求している。

 同作は、映画『プレシャス』や『ペーパーボーイ 真夏の引力』などのリー・ダニエルズ監督の新作で、トルーマン大統領からレーガン大統領まで8名の米国大統領に仕えた実在の執事ユージン・アレンを描いた作品。主演は『ラストキング・オブ・スコットランド』のフォレスト・ウィッテカーが務め、ロビン・ウィリアムズがアイゼンハワー大統領、ジョン・キューザックがニクソン大統領、アラン・リックマンがレーガン大統領、ジェーン・フォンダナンシー・レーガンを演じるなど豪華なキャストがそろったことでも話題を集めている。

 100年近くも前の短編映画を持ち出して、タイトル変更を要求するワーナーの意図に首をかしげたくなるところだが、もしワイスタイン・カンパニー側の要求が認められずにタイトル変更となれば、公開1か月前にして相当な出費となってしまうため、早急な解決を図りたいところだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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