『キャプテン・アメリカ』ルッソ兄弟、ロバート・レッドフォードさん追悼
米俳優のロバート・レッドフォードさんが現地時間16日に89歳で亡くなったことを受け、ロバートさんが出演した映画『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』（2014）などを手掛けた、兄弟監督のアンソニー・ルッソとジョー・ルッソが、Instagramに追悼のメッセージを投稿した。
ロバートさんは、ルッソ兄弟が手掛けた映画『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』に、S.H.I.E.L.D.のアレクサンダー・ピアース理事役で出演。政府の中枢にいながら秘密結社ヒドラのメンバーであるという複雑な役を務め、同じくルッソ兄弟の手掛けた 『アベンジャーズ／エンドゲーム』（2019）にも登場して話題を呼んだ。
ルッソ兄弟は、『アベンジャーズ』撮影時のものと思われる、レッドフォードさんとロバート・ダウニー・Jrとの集合写真をアップ。「比類なき存在であったロバート・レッドフォードの逝去に深い悲しみを抱いています。彼は真の伝説であり、その演技と演出は、私たちのキャリアにおいて、常に大きな刺激を与えてくれました。彼の遺産は、彼の並外れた映画たちや素晴らしい演技、たゆまぬ社会活動、そして、サンダンス（映画祭）が業界や何千人もの映画制作者に与えた多大なる影響を通じて生き続けるでしょう。現代のストーリーテリングにロバートほどの影響を与えた人物はほとんどいません。そして私たちは、彼とすごした時間に心から感謝しています」と追悼の言葉を送った。
映画『明日に向って撃て！』（1969）、『スティング』（1973）、『華麗なるギャツビー』（1974）、『大統領の陰謀』（1976）など数々の名作に出演し、映画監督としても『普通の人々』（1980）、『リバー・ランズ・スルー・イット』（1992）、『クイズ・ショウ』（1994）など数々の名作を残したロバートさん。インディペンデント映画の祭典・サンダンス映画祭の設立など映画界に多大な貢献をした人物の死に、ジェーン・フォンダ、レオナルド・ディカプリオ、メリル・ストリープ、ジェームズ・ガン監督など、数多くの著名人が追悼の言葉を発表している。（編集部・入倉功一）