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オタク監督ケヴィン・スミス、やりたいことをやれ!若者たちにアドバイス

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ケヴィン・スミス監督
ケヴィン・スミス監督 - 写真:小林真里

 アメリカで絶大な人気を誇るオタク映画監督、ケヴィン・スミス(『クラークス』)が、製作総指揮と主演を務めるリアリティー番組「コミック・ブック・メン(原題) / Comic Book Men」第3シーズンの放映を直前に控え、4人のメインキャストと共にニューヨーク・コミコンのパネル会見に登壇した。

ケヴィン・スミス監督『世界で一番パパが好き!』フォトギャラリー

 スミス監督が所有するコミック・ショップを舞台にした人気ポッドキャストから派生した同シリーズ。「ここにいる4人のキャストは、(以前から企画が進められている)『クラークス』3作目に出演するか?」という質問に対し、スミスは「ああ、みんな出演する」と即答。「脚本はもう完成していて、今は製作の資金集めをしているところ。来年の下半期には製作にかかれるんじゃないかな」と語りファンを歓喜させた。

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 また次の作品は『タスク(原題) / Tusk』というホラー映画で、「2週間後にノースカロライナ州で撮影が始まる。主演はジャスティン・ロングとマイケル・パークス(『レッド・ステイト』)。20日で脚本を完成させた」というスミス監督。「サディスティックな狂人と出会い、セイウチのコスチュームを着る羽目になった男の恐怖を描いた作品」だといい「自分自身、絶対観たいと思える映画だった。マイケルとも、もう一度仕事をしたかったしね。彼は本当に素晴らしい俳優だから」と前作の主演俳優との再コラボを喜んだ。

 またパネル中、ファンから「あなたに触発されてテレビゲーム・デザイナーになることを決めた」と声を掛けられたスミス監督は、「ニューヨークの映画館でリチャード・リンクレイターの『スラッカー(監督) / Slacker』を観たとき、俺もこんな映画を作りたい! と思い映画監督を目指すようになった。ロバート・ロドリゲスやスパイク・リー、ジム・ジャームッシュといったインディー系映画監督たちの存在も励みになった」といい、「今はiPhoneで映画を撮れる時代。自分のやりたいことをやるんだ。ただし、人を傷つけちゃ駄目だぞ」と会場の若者たちにエールを送っていた。(小林真里)

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