ヘンリー・ジェームズの小説を現代化した新作映画『メイジーの瞳』とは?

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監督を務めたデヴィッド・シーゲル(左)とスコット・マクギー

 話題の新作映画『メイジーの瞳』について、スコット・マクギーデヴィッド・シーゲル共同監督が語った。

映画『メイジーの瞳』写真ギャラリー

 同作は、ニューヨークに住むロック歌手スザンナ(ジュリアン・ムーア)とアートディーラーのビール(スティーヴ・クーガン)は離婚し、6歳の娘メイジー(オナタ・アプリール)はそんな身勝手な両親に翻弄されるが、母親の再婚相手リンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)と心を通わせ始めたことで、戸惑っていた心が徐々に変化していくというもの。 映画『綴り字のシーズン』のスコット・マクギーとデヴィッド・シーゲルが、ヘンリー・ジェームズの小説「メイジーの知ったこと」を現代の設定で映画化した。

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 ヘンリー・ジェームズを脚色したナンシー・ドインとキャロル・カートライトの脚本について「彼らの脚本を渡されて読んでから、約2年掛けて僕らも手を加えていた」とスコットが答えると、デヴィッドは「さらに、その仕上げた脚本も、撮影に入ってからセットでも変わっていった。特にスティーヴ・クーガンが台詞に関して良いアイデアを持っていて、それを含めたり、ジュリアン・ムーアのアイデアも、オナタとの最後のシーンで付け加えることになった」と明かした。

 主演オナタ・アプリールのキャスティングについてスコットは「当初、6歳の少女を主役に映画製作することに、僕らはあまり惹かれていなかった。なぜなら、どんなにうまく撮影しようが、どんなにうまく他の俳優が演じようが、最終的にはこの主役に全てが託されるからだ。実際に、メイジー役は撮影3週間前まで決まらなくて、最終的に映画『シックス・センス』でハーレイ・ジョエル・オスメントをキャストした人に頼った。オナタのオーディションは、僕ら二人とも顔を見合わせてうなずいたほど素晴らしいものだった」と語る通り、映画内ではオナタの演技に引き込まれていく。

 オナタを演出するうえで「彼女にはカメラの前に立つ俳優を想像させ、自然に演技させた。台詞に関しては、彼女の母親が手伝いながら覚えていた。でも、現場での台詞の変更は彼女には無理で、僕らも彼女の台詞をなるべく変えないようにしていた。ただ、急に環境(撮影場所)を変えても問題なかったこともあった」とデヴィッドが答えた。

 映画は、仕事や恋愛中心の両親に翻弄される娘が、徐々に自分の選択をしていく姿が印象に残る作品になっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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