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妻夫木聡は“色っぽい”、池松壮亮は“大人前夜” 『ぼくたちの家族』石井裕也監督と原作者が明かす魅力

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左から石井裕也監督、早見和真
左から石井裕也監督、早見和真

 24日、俳優の妻夫木聡池松壮亮が兄弟役で初共演した映画『ぼくたちの家族』の完成披露試写会が都内で行われ、石井裕也監督と原作者の早見和真が登壇し、妻夫木と池松の魅力を語った。

映画『ぼくたちの家族』作品情報

 同作は第86回アカデミー賞外国語映画賞の日本代表作品にも選ばれた『舟を編む』の石井監督がメガホンを取った家族ドラマ。長男・浩介(妻夫木)を主人公に、母親が脳腫瘍により余命1週間と宣告された家族が、それまでバラバラだった関係を見つめ直し乗り越えていく姿を描く。

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 責任感が強く、家族の問題を背負い込む兄を演じた妻夫木の魅力に、石井監督は「いろいろ考え込んだり、悩んでいるときの顔がすごく好き。色っぽいなと思う。同性から見てかっこいいと思えるような姿が合うと思ってお願いした」と説明。

 さらに、妻夫木とは正反対の天真爛漫(らんまん)な次男・俊平を演じた池松については「妻夫木さんと同じ匂いがして、かっこいい子だと思います。当時大人になりかけていたというか、大人前夜という感じがして、この映画の中で大人の男になるんじゃないかと演出者として興味がありました」と回顧した。

 劇中ではそんな妻夫木と池松が見せる対照的な演技が際立っており、早見が「池松君(の演技)が輝くほど、ちゃんと妻夫木さんが受けの芝居をしているんじゃないかと感動しました」と二人の相性を絶賛すると、石井監督も「その通りだと思います」とうなずいていた。(中村好伸)

映画『ぼくたちの家族』は5月、新宿ピカデリーほか全国公開

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