名優ジュディ・デンチと同役を演じたソフィ・ケネディ・クラーク、役づくりのためジュディには会わず

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オーディションで役をゲットしたソフィ・ケネディ・クラーク

 先日授賞式が行われた第86回アカデミー賞作品賞などにノミネートされた話題作『あなたを抱きしめる日まで』で主人公フィロミナ(ジュディ・デンチ)の若き日を演じた若手女優ソフィ・ケネディ・クラークが制作秘話を明かした。

映画『あなたを抱きしめる日まで』写真ギャラリー

 同作は、1950年代のアイルランドで10代の未婚の母となり、強制的に入れられた修道院で幼い息子と引き離されたフィロミナが、アメリカに養子に出された息子を50年後に捜し出すため、ジャーナリストのマーティン(スティーヴ・クーガン)の助けを得てアメリカに飛び立つというドラマ。ジャーナリストのマーティン・シックススミスによる「The Lost Child of Philomena Lee」を映画『クィーン』などのスティーヴン・フリアーズ監督が映画化した。

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 「ジュディ演じる年配のフィロミナは、すでに性格や感情が形成され、わたしが演じた若い頃のフィロミナは、未熟でナイーブな何も知らない女の子だったから、準備過程ではジュディには会わずに、実在するフィロミナにロンドンで会ったの。80歳代だったフィロミナは、質問することにナーバスだったわたしに過去の辛い話をオープンに話してくれた。彼女がとてもユーモアがあることに驚かされたわ」と語ったソフィ。

 「2度目のオーディションで、『それが君のアイルランドのアクセントなの?』とスティーヴン監督にからかわれたけれど、3度目のオーディションにも呼ばれたの。そのオーディションでは、息子を失ったときのシーンをやる予定だった。ところが直前にスティーヴン監督から『子どもを産むシーンをやってみたらどう?』と急に言われたの。そこでわたしは、急にシーンを変えたスティーヴン監督のことを後悔させてやろうと思ったわけ(笑)。それで、屋根が吹っ飛ぶほどずっと長い間叫んで、発作状態になりながら泣きわめき、子どもを産むシーンを演じたわ」

 息子と引き離された過去を主人公が引きずらなかったことについて「それは彼女が精神科の看護師になったことが、ある意味セラピーだったから。その体験を通して、彼女と同様ひどい体験をした多くの患者に出会い、子どもと引き離されたのは自分が宗教に対する忠誠心を失ったからではないということに気付かされたの」と説明した。

 映画は、ジュディとスティーヴの掛け合いの絶妙さと、親子関係の奥深さを追求した秀作だ。日本では15日から劇場公開される。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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