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注目の女優フェリシティ・ジョーンズがガイ・ピアースとタッグを組んだ新作とは?

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前作『今日、キミに会えたら』から続けてタッグを組んだフェリシティ・ジョーンズ(左)とドレイク・ドレマス監督
前作『今日、キミに会えたら』から続けてタッグを組んだフェリシティ・ジョーンズ(左)とドレイク・ドレマス監督

 映画『テンペスト』のフェリシティ・ジョーンズが、新作『ブリーズ・イン(原題) / Breathe In』についてドレイク・ドレマス監督と共に語った。

フェリシティ・ジョーンズ出演映画『テンペスト』フォトギャラリー

 同作は、ピアノが弾ける英国の留学生ソフィー(フェリシティ・ジョーンズ)が、ニューヨークのウェストチェスターで、妻と高校生の娘と暮らす高校の音楽教師キース(ガイ・ピアース)の家にホームステイし、キースとの関係が深まっていく中、家族内の問題が徐々にひも解かれていくというドラマ。ドレイク監督はフェリシティと映画『今日、キミに会えたら』でもタッグを組んだ。

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 製作経緯は「前作『今日、キミに会えたら』の音楽を担当したダスティン・オハローランから始まった。彼とは僕がまだ撮影スタッフだった頃、ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』で共に仕事して以来の関係で、実は今作も撮影する前に彼が音楽を仕上げてくれていた。彼の音楽が、僕の撮影するシークエンスやトーンにインスピレーションを与えてくれるんだ。それにフェリシティとも再び仕事がしたくて、『今日、キミに会えたら』のアナ役とは違った役柄を、また彼女のために書きたかった」と明かした。

 ピアノを弾くソフィー役を演じたフェリシティは「ドレイク監督と話し合った際ピアノを演奏することを聞かされ、最初は恐怖に駆られたわ。なぜなら、コンサートピアニスト並みに弾ける設定だったから。それから、事前にドレイク監督がどのような曲になるのかというアイデアをわたしに植え付けるため、ダスティンが作曲した曲を、数曲送ってくれたの。実際に、コンサートピアニストのコーチを付けて練習したけれど、映画内ではダスティンが作った曲を使用したため、音の正確さよりも、コンサートピアニストとしての指使いにのみ集中して演じたわ」と答えた。

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 ドレイクの演出について「彼の作品はドキュメンタリーのように(長い時間)自由に流れるように撮影し、即興の場面も多いから、長い間ソフィーのキャラクターのままで居なければいけなかった。だから、ドレイクが撮影している間は、どの箇所が映画で使われようと、ちゃんとソフィーであるように演じていたわ」とフェリシティは語った。彼女はこの手法を気に入っているようだ。

 映画は、年上の中年男性と若い女性の恋愛という関係に終わらず、平凡な人生を生きていた男に情熱を与えていく設定が興味深い。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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