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妻夫木聡、芝居ができずに逃げ出した過去

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妻夫木聡
妻夫木聡

 俳優の妻夫木聡が24日、新宿ピカデリーで行われた映画『ぼくたちの家族』初日舞台あいさつに来場し、家族への思いを語った。この日はほかに原田美枝子池松壮亮長塚京三黒川芽以石井裕也監督、そして原作者の作家・早見和真も来場した。

映画『ぼくたちの家族』初日舞台あいさつフォトギャラリー

 『舟を編む』の若き俊英・石井裕也監督の新作となる本作は、母親の突然の病気をきっかけに、それまでバラバラだった家族が再生していくさまを描き出した珠玉のドラマだ。満員の観客を前にした石井監督は「どうしても観てもらいたかった映画なので、本当にうれしい。素晴らしいキャストとスタッフが集まって、静かだけど、思いのこもった映画になったという自負と手応えがあります」と感無量の表情。

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 一方の妻夫木は「この映画は家族がテーマになっているんですが、家族というものは僕らにとっても皆さんにとっても向き合わざるを得ないものだし、永遠のテーマだと思う。そういったことにぶつかりながら、心を込めてこの作品を作りました」とあいさつ。この日は映画を観た観客からの質問コーナーも設けられ、妻夫木には「家族のつながりとは?」という質問も飛び出した。

 それに対して妻夫木は「わからないです」とポツリ。しかしそれでも何か答えを見つけ出そうとした彼は、「僕も実際に、20代前半の若いころに芝居ができなくて逃げ出したことがあった」と述懐。その時は父親に電話をしたそうで、「僕は何も言えなかった。でも電話越しでもわかってくれたんですよ。もちろん父は(具体的な)僕の状況を理解していなかったと思いますが、わからないところでつながっているんでしょうね。やっぱり家族っていいなと思ったし、感謝をしていますね」と笑顔を見せた。

 そしてこの日は、香港での公開が決定したこと、そして韓国・台湾など13の国と地域から上映のオファーが来ていることが発表された。妻夫木も「(家族について)明確な答えが出るような映画ではないですが、映画を超えた何かが伝わると思う。もちろん映画はヒットしてほしいですが、それ以上にいろいろな人に観てもらって感じてもらいたい。そして世界の人にもそれを感じてもらいたい」と真っすぐなまなざしで語った。(取材・文:壬生智裕)

映画『ぼくたちの家族』は全国公開中

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