パトリシアとイーサンが明かすリンクレイター監督の12年越しの超話題作とは?

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パトリシア・アークエットとイーサン・ホーク

 映画『スクール・オブ・ロック』のリチャード・リンクレイター監督が、同じキャストで12年間撮影した話題作『ボーイフッド(原題) / Boyhood』について、パトリシア・アークエットイーサン・ホークが語った。

リチャード・リンクレイター監督映画『スクール・オブ・ロック』フォトギャラリー

 同作は、離婚した両親(パトリシア・アークエット、イーサン・ホーク)が、それぞれ再婚したため、6歳の少年メイソン(エラー・コルトレーン)が父母の家を行き来しながら厳しい環境の中で成長していくさまを、12年かけて少年の視点から描いたドラマ。

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 毎年撮影していく過程についてイーサンは「毎年撮影することで、より家族愛が育っていった気がする。最初は実験的な楽しい作品に思えたが、年を重ねていくうちに、かけがえのない愛すべき作品に変わっていった。今作で最も素晴らしかったのは、徐々にメイソンを演じたエラーが、クリエイティブな存在に変わっていったことだ。主役がダメだと、映画自体が単なる見せ物になる可能性もあったが、エラーの映画に対する情熱とクリエイティブな面が、俳優とフィルムメイカーたちの能力を高めていった」と満足げに話した。

 リチャード監督が手掛けた今作についてパトリシアは「(主人公メイソンの成長過程を描いているため)ある程度抑制された環境ではあったけれど、リチャード監督とわたしたち俳優は、(興行面を気にせず)オープンな共同作業を行うことができた。リチャード監督は明確なドラマ構成を作ってはいないし、典型的な映画の構成もしていない。今作では哲学的な要素や人間関係が描かれていて、今後、たとえ人と人とのコミュニケーションが、よりテクノロジーに頼ることがあったとしても、さらに今作のように人間性を求めたものになっていけばよいと思っているわ」と答えた。

 今作ではメイソンの成長過程だけでなく、パトリシア演じる母親も見所だ。「女性で、母親で、妻でもあるパトリシアの役は、(話題となった今作の制作過程よりも)むしろ、もっと記事として記されるべきもので、僕はパトリシアの役のように女性を尊重した作品に関われたことを誇りに思っている。パトリシアの役はバカなこともしたり、スマートな選択もしたりと、特定できないところが良いんだ」とイーサンが語った。

 映画は、12年間の撮影を通してキャラクターを描いているものの、つなぎ目を感じさせない演出と、観るものを惹(ひ)き付ける家族愛が描かれ、称賛すべき至極の一本だ。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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